「奥座敷(おくざしき)」という言葉は、かつては家族の居室の一部である表座敷とは異なり、住居の奥に位置する座敷を指す言葉でした。しかし、時代の移り変わりとともにその意味も大きく変化しました。現在では、都市近郊の観光地や温泉街を指して使われることがあります。
昔の奥座敷は、周囲に気兼ねなく芸妓たちと一緒に宴を楽しむ場所であったり、喧騒から離れた静かな空間でのんびりと過ごす場所でした。しかし、最近の奥座敷はその性質が変化し、個人客を中心とした落ち着いた温泉目的の場となっています。
昔の温泉街では、主に前者の目的が強い奥座敷が主流でしたが、最近では個人客向けの落ち着いた温泉施設が増え、そうした奥座敷が多くなっています。こうした場所では、都心の喧騒を離れ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
ここでは、日本各地の都市近郊にある観光地や温泉地の『奥座敷』を一覧で紹介していきます。
出典・参考:Wikipedia
各都道府県の奥座敷一覧
北海道
- 札幌の奥座敷
・定山渓(じょうざんけい)
所在地:札幌市南区(さっぽろしみなみく) - 旭川の奥座敷
・旭岳温泉(あさひだけおんせん)
所在地:東川町(ひがしかわちょう) - 函館の奥座敷
・湯の川温泉(ゆのかわおんせん)
所在地:函館市(はこだてし) - 北見の奥座敷
・温根湯温泉郷(おんねゆおんせんきょう)
所在地:北見市(きたみし) - 網走の奥座敷
・網走湖畔温泉(あばしりこはんおんせん)
所在地:網走市(あばしりし) - 小樽の奥座敷
・朝里川温泉(あさりがわおんせん)
所在地:小樽市(おたるし)
青森県
- 青森の奥座敷
・浅虫温泉(あさむしおんせん)
所在地:青森市(あおもりし) - 八戸の奥座敷
・金田一温泉(きんだいちおんせん)
所在地:二戸市(にのへし) - 川内の奥座敷
・湯野川温泉(ゆのかわおんせん)
所在地:むつ市(むつし) - 津軽の奥座敷
・大鰐温泉(おおわにおんせん)
所在地:大鰐町(おおわにまち)
岩手県
- 盛岡の奥座敷
・鶯宿温泉(おうしゅくおんせん)
所在地:雫石町(しずくいしちょう) - 花巻の奥座敷
・花巻温泉(はなまきおんせん)
所在地:花巻市(はなまきし) - 北上の奥座敷
・夏油温泉(げとうおんせん)
所在地:北上市(きたかみし)
宮城県
- 仙台の奥座敷
・秋保温泉(あきうおんせん)
所在地:仙台市太白区(せんだいしたいはくく) - 仙台の奥座敷
・作並温泉(さくなみおんせん)
所在地:仙台市青葉区(せんだいしあおばく) - 白石の奥座敷
・小原温泉(おばらおんせん)
所在地:白石市(しろいしし)
秋田県
- 秋田の奥座敷
・森岳温泉(もりたけおんせん)
所在地:三種町(みたねちょう) - 大館の奥座敷
・大滝温泉(おおたきおんせん)
所在地:大館市(おおだてし)
山形県
- 山形の奥座敷
・上山温泉(かみのやまおんせん)
所在地:上山市(かみのやまし) - 鶴岡の奥座敷
・湯田川温泉(ゆたがわおんせん)
所在地:鶴岡市(つるおかし) - 新庄の奥座敷
・瀬見温泉(せみおんせん)
所在地:最上町(もがみまち) - 米沢の奥座敷
・小野川温泉(おのがわおんせん)
所在地:米沢市(よねざわし)
福島県
- 福島の奥座敷
・飯坂温泉(いいざかおんせん)
所在地:福島市(ふくしまし) - 会津若松の奥座敷
・東山温泉(ひがしやまおんせん)
所在地:会津若松市(あいづわかまつし) - 会津若松の奥座敷
・ 芦の牧温泉(あしのまきおんせん)
所在地:会津若松市(あいづわかまつし) - 郡山の奥座敷
・磐梯熱海温泉(ばんだいあたみおんせん)
所在地:郡山市(こおりやまし)
茨城県
- 水戸の奥座敷
・奥久慈(おくくじ)
所在地:大子町(だいごまち)
栃木県
- 宇都宮の奥座敷
・喜連川温泉(きつれがわおんせん)
所在地:さくら市(さくらし) - 佐野の奥座敷
・赤見温泉(あかみおんせん)
所在地:佐野市(さのし) - 日光の奥座敷
・日光湯元温泉(にっこうゆもとおんせん)
所在地:日光市(にっこうし) - 関東の奥座敷
・鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)
所在地:日光市(にっこうし) - 関東の奥座敷
・塩原温泉(しおばらおんせん)
所在地:那須塩原市(なすしおばらし)
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