アラブ世界は、主にアラビア語を話す人々であるアラブ人が主に住む地域で、北アフリカと西アジアを中心としています。
政治的複雑さがあり、アラブ世界には、民主主義国家、独裁国家、王政国家など、様々な政治体制があります。一部の国では政治的不安定や紛争が続いており、国民の安全や経済的発展に影響を与えています。
アラブ世界 – アラブ諸国の一覧
- アラブ首長国連邦(United Arab Emirates)
首都: アブダビ (Abu Dhabi) - アルジェリア (Algeria)
首都: アルジェ (Algiers) - イエメン (Yemen)
首都: サヌア (Sana’a) - イラク (Iraq)
首都: バグダッド (Baghdad) - エジプト (Egypt)
首都: カイロ (Cairo) - オマーン (Oman)
首都: マスカット (Muscat) - カタール (Qatar)
首都: ドーハ (Doha) - クウェート (Kuwait)
首都: クウェート市 (Kuwait City) - サウジアラビア (Saudi Arabia)
首都: リヤド (Riyadh) - シリア (Syria)
首都: ダマスカス (Damascus) - スーダン (Sudan)
首都: ハルツーム (Khartoum) - チュニジア (Tunisia)
首都: チュニス (Tunis) - 西サハラ (Western Sahara)
首都: 未定(実効支配していないため) - パレスチナ (Palestine)
首都: 東エルサレム (East Jerusalem) - バーレーン (Bahrain)
首都: マナーマ (Manama) - モーリタニア (Mauritania)
首都: ヌアクショット (Nouakchott) - モロッコ (Morocco)
首都: ラバト (Rabat) - ヨルダン (Jordan)
首都: アンマン (Amman) - リビア (Libya)
首都: トリポリ (Tripoli) - レバノン (Lebanon)
首都: ベイルート (Beirut) - イスラエル (Israel)
首都: エルサレム (Jerusalem) - イラン (Iran)
首都: テヘラン (Tehran) - エリトリア (Eritrea)
首都: アスマラ (Asmara) - コモロ連合 (Union of the Comoros)
首都: モロニ (Moroni) - ジブチ (Djibouti)
首都: ジブチ市 (Djibouti City) - ソマリア (Somalia)
首都: モガディシュ (Mogadishu) - ソマリランド (Somaliland)
首都: ハルゲイサ (Hargeisa) - チャド (Chad)
首都: ンジャメナ (N’Djamena) - ニジェール (Niger)
首都: ニアメ (Niamey) - マリ (Mali)
首都: バマコ (Bamako)
出典・参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アラブ諸国の宗教
アラブ諸国は、イスラム教が最も広く信仰されている地域の一つです。
イスラム教の発祥地であるサウジアラビアのメッカや、預言者ムハンマドが生まれ育ったイエメンのメディナなど、アラブ世界にはイスラム教にとって重要な聖地が多くあります。
アラブ世界には多くの民族・宗教・文化があり、それらが相互に影響しあっています。アラビア語は共通の言語であるものの、文化や宗教は多様で、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、ドルーズ派、アラウィ派、イスマーイール派などが広く信仰されています。
以下に、アラブ諸国で信仰されている主要な宗教について説明します。
イスラム教: アラブ諸国では、イスラム教が最も広く信仰されています。イスラム教は、ムハンマドによって7世紀にアラビア半島で創始された宗教で、コーランに基づいて信仰を実践します。アラブ諸国では、主にスンナ派とシーア派が信仰されていますが、他にもイバード派やスーフィズムなどの宗派が存在します。
キリスト教: アラブ諸国には、キリスト教徒の少数派も存在します。中でも最も多いのは、エジプトやレバノンなどの地域においてコプト教会、東方典礼カトリック教会、正教会などがあります。
ユダヤ教: アラブ諸国のユダヤ教徒の数は、比較的少ないですが、イスラエルを中心に多くのユダヤ教徒が暮らしています。
以上が、アラブ諸国で信仰されている主要な宗教です。しかし、宗教の実践方法や信仰の内容は、地域や文化によって異なることがあります。
マシュリクとマグリブ
アラブ世界は東西2つに分けることができ、
- イラクからエジプトまでをマシュリク(太陽が昇るところ)
- リビアからモロッコまでをマグリブ(太陽が没するところ)
と呼びます。
「マシュリク」と「マグリブ」はアラビア語で、「東」と「西」を意味します。しかし、一般的にこれらの用語は、イスラム教の文脈で使用され、より具体的には以下のように解釈されます。
マシュリク(Mashriq)は、イスラム教徒が生活する地域で、アラビア半島の東部、レバント地域、エジプト、およびイラクを含む地域を指します。マシュリクには多くのイスラム教国家があります。この地域は、イスラム教の早期の発展と文化的影響を受けた地域であり、多くの重要なイスラム教徒の聖地が存在します。
一方、マグリブ(Maghrib)は、北アフリカ全体を指し、アフリカ大陸の地中海に面した地域であり、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、リビア、そして一部の西サハラを含みます。この地域は、アラブ文化圏に属する地域であり、イスラム教の多数派であるスンニ派が信仰されています。マグリブの文化と歴史は、北アフリカとアラブ世界の交差点であり、多くの文化的相互作用を反映しています。また、マグリブには、イスラム教徒の聖地であるフェズやメッカからのカラバンの交易路など、多くの歴史的な地域があります。
また、マグレブ三国は、アフリカ北西部のチュニジア、アルジェリア、モロッコのことをいいます。
これらの用語は、イスラム教徒が生活する地域を区別するために使用されることがありますが、イスラム教圏外でも使用される場合があります。
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