3. 食べ物・味覚で感じる秋
栗、さんま、きのこ、柿など秋の味覚、風味、旬(しゅん)の食材に関する表現を集めました。「甘露煮」「芳醇な香り」「旨み」「旬」「収穫」など、食を通して秋を五感で味わう言葉が中心です。
- 栗(くり):ホクホクとした甘みが秋の定番。栗ご飯や甘露煮に使われる。
- 柿(かき):秋に熟す果実。甘柿と渋柿がある。
- さんま(秋刀魚):秋の代表的な魚。塩焼きが定番。
- 松茸(まつたけ):香り高い高級キノコ。土瓶蒸しなどで親しまれる。
- さつまいも:焼き芋にすると甘みが増す。秋の定番おやつ。
- 新米(しんまい):秋に収穫される新しいお米。つやと甘みが特徴。
- きのこ:舞茸、椎茸、しめじなど多彩。鍋や炊き込みご飯に合う。
- 銀杏(ぎんなん):イチョウの実。茶碗蒸しなどに使われる。
- 梨(なし):シャキッとした食感と瑞々しさが魅力の秋の果物。
- 葡萄(ぶどう):巨峰やシャインマスカットなど種類が豊富。
- 秋茄子(あきなす):秋に収穫されるナス。煮浸しなどで人気。
- 干し柿(ほしがき):渋柿を乾燥させて甘みを引き出した保存食。
- 芋煮(いもに):里芋を中心に、地域ごとに味が異なる秋の郷土料理。
- くるみ:木の実のひとつ。お菓子や料理に用いられる。
- 柚子(ゆず):秋から冬にかけて香りを楽しむ柑橘類。
- 秋味(あきあじ):秋にとれる脂ののった鮭のこと。
- 無花果(いちじく):甘みとやわらかい食感が特徴の秋の果物。
4. 動植物・生命の移ろいを表す言葉
渡り鳥、落葉、枯れ葉、虫の音など、動植物や生命の変化・移ろいに関する表現です。「冬支度」「営み」「静けさ」「眠りにつく」など、自然界の循環や時間の流れを感じさせる語を集めました。
- 紅葉狩り(もみじがり):紅葉を鑑賞する日本独自の文化。
- 渡り鳥(わたりどり):季節ごとに移動する鳥。秋に南下する姿が見られる。
- 鈴虫(すずむし):涼しげな音色を奏でる秋の虫。
- コオロギ:夜に鳴く虫の代表。秋の訪れを告げる。
- 松虫(まつむし):高く澄んだ声で鳴く秋の虫。
- トンボ:赤とんぼなど、秋空を舞う象徴的な昆虫。
- 稲穂(いなほ):実りの秋を象徴する稲の穂。
- 刈り取り(かりとり):稲や作物の収穫作業。
- 木の実(このみ):秋に実る自然の恵み。動物の餌にもなる。
- 落ち葉(おちば):色づいた後に舞い落ちる葉。寂しさの象徴にも。
- 熊(くま):冬眠に備えて活動的になる動物。秋に目撃情報が増える。
- リス:木の実を集める行動が活発になる秋の動物。
- 鹿(しか):秋は鳴き声(鹿の角声)が印象的。繁殖期でもある。
- 虫の声(むしのこえ):秋の夜に響く、風情ある自然の音。
- 秋の花(あきのはな):コスモス、菊などが代表。落ち着いた色合い。
- 秋草(あきくさ):ススキ、萩、桔梗など秋に咲く草花の総称。
- 七草(ななくさ):秋の七草(萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗)を指す。
- 虫時雨(むししぐれ):虫の声がまるで雨のように感じられる様子。
- 冬支度(ふゆじたく):動物や自然が冬に備えて行動すること。
- 静寂(せいじゃく):動植物の活動が次第に静まっていく秋の雰囲気。
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