星・天体の言葉|夜空に刻まれた名前
星そのものを指す語から、天文学・神話・古くから使われてきた天体表現まで、意味がはっきりした言葉を中心に集めました。夜空を見上げたときの広がりや静けさを、そのまま言葉にしたような響きがあります。
星や天体にまつわる言葉は、遠さや永遠、運命といった感覚を自然に呼び起こします。
- 星(ほし)
夜空に光る天体の総称。最も基本となる呼び名。 - 恒星(こうせい)
自ら光を放つ星。太陽もこの一種。 - 惑星(わくせい)
恒星の周囲を回る天体。古くは「迷う星」と考えられた。 - 流星(りゅうせい)
大気中に突入して光る現象。一瞬の輝きを象徴する。 - 彗星(すいせい)
尾を引いて現れる天体。古来、吉凶の前触れとされた。 - 星雲(せいうん)
星が生まれるガスと塵の集まり。幻想的な印象が強い。 - 銀河(ぎんが)
無数の恒星が集まった巨大な構造。 - 天の川(あまのがわ)
地球から見た銀河の帯状の姿。神話や伝承にも多く登場する。 - 星座(せいざ)
星を結んで形づくられた図形。物語性を持つ名称が多い。 - 黄道(こうどう)
太陽が天球上を通る道。占星術とも深く関わる。 - 北極星(ほっきょくせい)
北の空でほぼ動かない星。道しるべの象徴。 - 明けの明星(あけのみょうじょう)
夜明け前に輝く金星。希望や始まりを連想させる。 - 宵の明星(よいのみょうじょう)
日没後に見える金星。静かな美しさが強調される。 - Stella(ステラ)
ラテン語で星。簡潔で力のある響き。 - Astra(アストラ)
ラテン語で星々。複数の星を指す語。astrum(星)の複数形が astra。 - Astral(アストラル)
星の、星界の。現実を超えた印象を持つ。 - Cosmos(コスモス)
秩序ある宇宙。混沌と対になる概念。 - Galaxy(ギャラクシー)
銀河。語源はギリシャ語で「乳」を意味する。 - Nebula(ネビュラ)
星雲。曖昧さや幻想性を含む言葉。 - Orion(オリオン)
冬の代表的な星座。神話由来の名で力強い。 - Sirius(シリウス)
おおいぬ座の主星。夜空で最も明るい恒星。 - Vega(ベガ)
こと座の一等星。織姫星としても知られる。 - Altair(アルタイル)
わし座の一等星。彦星として知られる。 - Pleiades(プレアデス)
おうし座の星団。多くの神話に登場する。 - Zodiac(ゾディアック)
黄道十二星座。占星術と天文学の双方で使われる語。
夜と闇の表現|静寂と深さをまとう言葉
時間帯としての夜、光の失われた状態、静けさや深さを表す語を中心に集めました。意味が明確で、文章や表現に自然に溶け込む言葉を選んでいます。
夜や闇を表す言葉には、恐ろしさだけでなく、落ち着きや思索、内側へ沈み込む感覚が含まれています。
- 夜(よる)
日没から日の出までの時間帯。静けさを象徴する基本語。 - 夜半(やはん)
夜の中ほど。静まり返った時間を指す。 - 深夜(しんや)
夜が深く進んだ頃。人の気配が薄れる時間帯。 - 真夜中(まよなか)
夜の最中。時間的な中心を示す語。 - 暗夜(あんや)
月や灯りのない暗い夜。 - 闇(やみ)
光がなく見えない状態。比喩的にも使われる。 - 暗黒(あんこく)
完全な闇。重く強い印象を持つ語。 - 宵(よい)
日没直後の夜の始まり。柔らかな響きを持つ。 - 宵闇(よいやみ)
日が落ちて間もない薄暗さ。 - 夜更け(よふけ)
夜が進んだ頃。静寂が強まる時間。 - 夜陰(やいん)
夜の暗がり。人目を避ける場面で用いられる。 - 夜気(やき)
夜の空気。冷えや澄みを含む表現。 - 黄昏(たそがれ)
昼と夜の境目。夕暮れの別名。 - 逢魔が時(おうまがとき)
黄昏時。怪異が現れるとされた時間帯。 - Midnight(ミッドナイト)
英語で真夜中。境界的な時間の象徴。 - Nocturne(ノクターン)
夜想曲。夜の情緒を表す音楽用語。 - Nocturnal(ノクターナル)
夜行性の。夜に活動する性質を示す。 - Nightfall(ナイトフォール)
夜の訪れ。日が闇に変わる瞬間。 - Darkness(ダークネス)
闇。抽象的・象徴的にも使われる語。 - Shadow(シャドウ)
影。光と闇の境界に生まれる存在。 - Tenebrae(テネブレ)
ラテン語で闇。宗教儀礼の文脈でも用いられる。 - Nox(ノクス)
ローマ神話における夜の女神、またラテン語で夜。 - Erebus(エレボス)
ギリシャ神話の暗闇の神。深淵を象徴する。 - Nyx(ニュクス)
ギリシャ神話の夜の女神。原初的な闇を司る。 - Silent night(サイレント・ナイト)
静まり返った夜を表す英語表現。

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