米国株の“買い時”が見える!AIプロンプトで自動スコア化
AI(GPT)を活用して米国株を自動でスコア化・分析するプロンプトを完全公開します。
RSIやMACD、PER、ROEなど、30以上のテクニカル・ファンダメンタル・センチメント指標を使って、1つのティッカーに対する投資判断を「見える化」できます。
プロンプトをコピー&ペーストするだけで誰でも簡単に使える設計になっており、初心者におすすめです。
- 指標数:約30項目以上を網羅
- 出力スコアは最大110点程度(±調整可能)
🧪 利用例(手順)
- 任意のAIツール(ChatGPT、Claude、Geminiなど)にこのプロンプトを入力
[TICKER]
をAAPL
やMSFT
に置き換える- 出力結果が全編日本語で返される
🔤 ティッカー入力例(使い方)
[TICKER] =◯◯←ここにティッカー(銘柄)を入力
例:アップルの場合
[TICKER] = AAPL
📈 テクニカル指標(8項目)
指標名 | 解説 |
---|---|
RSI(相対力指数) | 過去14日間の値動きを基に、買われすぎ(70超)/売られすぎ(30未満)を示す。 |
MACD | 短期EMAと長期EMAの差を用いたトレンド指標。クロスで売買シグナルを判断。 |
ストキャスティクス | 過去の高値・安値との相対位置から短期的な反転を探る指標。 |
ボリンジャーバンド | 移動平均線と標準偏差から帯域を形成。上限越え=過熱、下限割れ=売られすぎ。 |
ATR(平均真の変動幅) | 価格変動の平均幅。大きいほどボラティリティが高くリスクも高い。 |
50日移動平均線 | 中期トレンドを見る。株価が上にあれば上昇基調とされる。 |
200日移動平均線 | 長期トレンドを見る。50日線との交差(ゴールデンクロス等)も重視。 |
出来高 vs 平均 | 出来高が平均より多い=注目・転換の可能性。少ない=停滞傾向。 |
📊 ファンダメンタル指標(17項目)
指標名 | 解説 |
---|---|
PER | 株価が1株利益の何倍か。高いと期待先行、低すぎるとリスク警戒。 |
PBR | 株価が純資産の何倍か。1倍未満は割安とされることも。 |
PEGレシオ | PERを利益成長率で割ったもの。1未満=成長を加味して割安。 |
EPS | 1株当たりの純利益。上昇傾向なら業績改善を示す。 |
ROE | 自己資本に対する利益率。15%以上が好水準とされる。 |
ROA | 総資産に対する利益率。企業全体の効率を示す。 |
フリーキャッシュフロー | 実質的に使えるお金。健全経営や株主還元の源泉。 |
配当利回り | 株価に対する年間配当の割合。インカム重視で注目。 |
配当成長率 | 年率でどれだけ増配しているか。安定成長のサイン。 |
配当性向 | 利益のうち配当に回す割合。高すぎると将来減配の懸念も。 |
売上成長率 | 前年比や前期比での成長率。増収傾向はプラス材料。 |
営業利益率 | 売上に対する本業の利益。高いほど収益性が良い。 |
純利益率 | 最終的な利益の比率。税金や一時費用込みの実力値。 |
R&D比率 | 研究開発費の割合。技術革新型企業に重要。 |
流動比率 | 短期資産/短期負債。100%以上が安全水準。 |
負債比率 | 自己資本に対する負債の割合。低いほど財務健全。 |
ピオトロスキーFスコア | 財務安定性を9項目で評価。7~9は優良、0~3は要注意。 |
🧠 センチメント・相対指標(8項目)
指標名 | 解説 |
---|---|
アナリスト評価 | Buy/Hold/Sellの比率。Buyが多ければ市場期待が高い。 |
ショートフロート比率 | 空売り比率。高すぎると悲観的だが、踏み上げ期待も。 |
ベータ値 | 市場全体への感応度。1以上で価格変動が大きい。 |
セクター相対パフォーマンス | 同業他社や指数に対して相対的に好調かどうかを評価。 |
ニュース/イベント要因 | 決算発表、ガイダンス変更、訴訟などの影響を考慮。 |
テクニカル合計スコア | テクニカル8指標の合算。 |
ファンダメンタル合計スコア | ファンダメンタル17指標の合算。 |
センチメント合計スコア | センチメント・相対評価の合算。 |
以下は、プロンプトで使用する各指標のスコアリング基準例です。
1〜5点(または該当スケール)で評価できるように、投資分析で一般的とされる水準を基に設計しています。
📈 テクニカル指標のスコア基準
指標 | スコア 1 | スコア 3 | スコア 5 |
---|---|---|---|
RSI | >80(過熱)または<20(極端) | 50前後(中立) | 30〜40または60〜70(適度) |
MACD | デッドクロス&下降傾向 | 横ばい・弱いシグナル | ゴールデンクロス&上昇中 |
ストキャス | >90 or <10(過熱・過小) | 50前後 | 20〜30 or 70〜80(好転前) |
ボリンジャーバンド | 上限突破後の急上昇 | 中心線付近 | 下限反発 or Squeeze前兆 |
ATR(ボラティリティ) | 非常に高い(リスク大) | 通常範囲 | 安定した変動幅 |
50/200MA乖離 | 明確な下落(デッドクロス) | 接近・横ばい | 上昇基調(ゴールデンクロス) |
出来高変化 | 平均以下で低調 | 平均レベル | 平均比1.5倍以上の増加 |
📊 ファンダメンタル指標のスコア基準
指標 | スコア 1 | スコア 3 | スコア 5 |
---|---|---|---|
PER | 非常に高い(例:>40) | 15〜25 | <15(割安)※業種依存あり |
PBR | >5(過大評価) | 1〜3 | <1(割安) |
PEG | >2.0 | 1.0〜1.5 | <1.0(成長加味して割安) |
EPS成長率 | 減益傾向 | 横ばい | 増益率10%以上 |
ROE | <5% | 10〜15% | >20% |
ROA | <2% | 5〜8% | >10% |
FCF | マイナス | プラスだが小幅 | 安定したプラス |
配当利回り | <1% | 2〜3% | >4% |
配当成長率 | 減配傾向 | 停滞 | 3年以上連続増配(5%以上) |
配当性向 | >80%(無理な水準) | 30〜60% | 20〜40%(持続的) |
売上成長率 | マイナス成長 | 5〜10% | >15% |
利益率 | <5% | 10%前後 | >20%(業種による) |
R&D比率 | 不明/極端に低い | 3〜5% | >7%(技術企業など) |
流動比率 | <100% | 120〜150% | >200% |
負債比率 | >150%(高リスク) | 80〜120% | <50%(健全) |
Fスコア(0〜9) | 0〜3 | 4〜6 | 7〜9 |
🧠 センチメント・相対評価のスコア基準
指標 | スコア 1 | スコア 3 | スコア 5 |
---|---|---|---|
アナリスト評価 | Sell多数 or 大幅ダウングレード | Hold中心 | Buy比率70%以上 |
ショートフロート比率 | >20%(売られすぎ) | 5〜10% | <2%(安心) |
ベータ | >1.5(高ボラ) | 約1(市場並み) | <0.8(安定株) |
セクター相対 | 市場より劣後 | 同水準 | 市場をアウトパフォーム |
ニュース影響 | ネガティブ材料あり(訴訟等) | 影響なし or 中立 | 好決算・提携・買収など |
🧮 スコアの使い方
- 各指標ごとにスコア(1〜5)をつけてカテゴリ合計(技術・財務・センチメント)を算出
- 総合スコアの範囲で市場感(弱気〜強気)を判定
🧪 プロンプトの使い方
✅ 実行方法(ステップバイステップ)
- AIプラットフォームにログイン
ChatGPT(GPT-4搭載)、Claude、Geminiなど、AIプロンプトが入力できるサービスを使用します。 - プロンプトを貼り付ける
この記事で紹介している「英語で指示 → 日本語で出力」のプロンプト全文をコピーし、AIの入力欄に貼り付けます。 - ティッカー(銘柄コード)を指定
[TICKER]
を例えばAAPL
(Apple)、MSFT
(Microsoft)など、調べたい米国株に置き換えます。 - 送信して結果を待つ
数秒〜1分程度で、各指標のスコア・評価・総合スコア・コメントなどが日本語で出力されます。 - 結果を読み取り、投資判断の参考にする
スコアや解説をもとに、個別銘柄の状態を客観的に把握できます。
💡 活用ヒント
- 複数のティッカーを順に調べることでポートフォリオ分析にも応用可能
- スプレッドシートに結果を記録すると変化の追跡が可能
- ChatGPT Proを使えば精度と安定性が向上(GPT-4推奨)
⚠️ 注意点(非常に重要)
- 本プロンプトが提供する分析結果は、客観的な情報に基づいた参考材料です。
- 特定の銘柄に対する「売買推奨」ではありません。
- 投資判断はご自身の責任で行ってください。
- 個別の資産状況やリスク許容度に基づいたパーソナルな助言が必要な場合は、金融の専門家(IFA・証券アナリストなど)にご相談ください。
プロンプトで投資判断の視界がクリアに
株式投資は感覚ではなく、多角的な分析によって意思決定する時代になっています。
今回紹介したAIプロンプトを活用すれば、個別銘柄のテクニカル・ファンダメンタル・市場心理を包括的に評価でき、感情に左右されない投資判断の一助になります。
スコア形式による見える化は、リスクとチャンスを冷静に見極める手段にもなり得ます。
今後はこのプロンプトをベースに、自動化・視覚化・通知連携といった発展も可能です。
ぜひあなたの投資スタイルに取り入れてみてください。
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