未来の中核技術として注目される「量子コンピュータ」。
現在、米国を中心に多くの企業が開発を加速させ、日本でも大企業が続々と参入を始めています。ここでは、「量子コンピュータ」「量子株」「米国株」「日本株」という主要なキーワードをもとに、量子関連株46社(米国28・日本18)を厳選し、各企業の特徴や投資視点を整理しました。
これから投資を検討する方や、量子技術の業界構造を知りたい方のヒントに。
量子コンピュータ関連企業一覧
管理人がまとめた情報メモです。あくまで参考資料としてご活用ください。情報の信頼性には配慮しておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。誤りがあればご連絡ください。
🇺🇸 米国株
- IonQ (IONQ)
超伝導イオン方式の量子ハードウェアを開発する注目企業。2024年にSPAC経由でNYSE上場。英国Oxford Ionicsを買収。
↪ Google Finance – IONQ - D-Wave Quantum (QBTS)
量子アニーリング方式の商用量子コンピュータを提供。NASAやLockheed Martinなどとの共同利用も。
↪ Google Finance – QBTS - Rigetti Computing (RGTI)
ベアクレー発の超伝導量子回路を開発し、クラウドアクセスを提供。SPAC上場済み。
↪ Google Finance – RGTI - Quantum Computing Inc (QUBT)
金融リスクの最適化などに特化した量子ソリューションを提供。ラボ合作案件も。
↪ Google Finance – QUBT - IBM (IBM)
商用ゲート型量子コンピュータ「Quantum Starling」を2029年までに実現予定。
↪ Google Finance – IBM - Microsoft (MSFT)
Azure Quantumとしてクラウドで量子計算を提供。Q#・Majoranaチップなど研究。
↪ Google Finance – MSFT - Intel (INTC)
超伝導・シリコン量子チップの研究開発に注力。
↪ Google Finance – INTC - Alibaba (BABA)
中国発。Alibaba Cloud Quantum Laboratoryを開設。
↪ Google Finance – BABA - Zapata AI (ZPTA)
量子アルゴリズムや量子機械学習に強みを持つソフトウェア開発企業。エンタープライズ向けに展開中。
↪ Google Finance – ZPTA - QC Ware (非上場/株式化検討中?)
クラウドを通じた量子計算サービス「Forge」を提供。Google Cirq対応。 - Quantum Corporation (QMCO)
主にデータストレージ企業だが、名称の混同に注意が必要。量子コンピューティング企業ではありません。
↪ Google Finance – QMCO - PSIQuantum (非上場)
シリコンベース量子コンピュータ実現を目指す企業。2025年頃、SPACで上場を計画中。 - Atom Computing (非上場)
中性原子方式でロバストな量子ビットを実現するスタートアップ。 - Universal Quantum (非上場)
英国Brighton発、マイクロ波方式を活用したゲート型量子コンピュータ開発。 - PASQAL (仏国資本、非上場)
フランスで冷却原子方式プロセッサを開発。防衛産業とも関係あり。 - Multiverse Computing (非上場)
金融業界向け量子/量子インスパイアドアルゴリズムのSaaS企業。 - Quantum Machines (非上場)
ハードとソフトの連携を図る“オーケストレーション”プラットフォームを提供。 - Diraq (非上場)
シリコン量子ドット方式プロセッサに取り組むオーストラリア企業。 - SandboxAQ
AIと量子を融合し、ライフサイエンスやサイバーセキュリティ分野で展開している米国企業。 - Infleqtion (旧ColdQuanta、非上場)
中性原子方式の量子技術を展開、量子SensoryやSecurity分野にも展開中。 - Raytheon Technologies (RTX)
防衛・航空宇宙大手。量子ナビゲーションやセンサー研究を進め、量子技術を国防へ適用。
↪ Google Finance – RTX - Palantir Technologies (PLTR)
量子耐性暗号やビッグデータ解析との連携を模索。投資派生的な露出あり。
↪ Google Finance – PLTR - Lockheed Martin (LMT)
量子センサー搭載GPS非依存型慣性航法装置「QuINS」を開発中。DARPAなどと連携し、実用化を進行中。
↪ Google Finance – LMT - Q-CTRL (非上場)
量子航法分野で商用優位性を達成。地上・航空試験で従来比最大50倍の性能を確認。 - FormFactor (FORM)
量子チップ向け低温プローブや試験装置を提供。Cryogenic Solutionsで量子研究を支援。
↪ Google Finance – FORM - Alphabet (GOOG)
光学&超低温チップ「Willow」でゲート型量子計算の商用化を目指す。
↪ Google Finance – GOOG - Amazon (AMZN)
AWS Braketを通じた量子クラウドサービスに加え、Ocelotチップの研究を継続。
↪ Google Finance – AMZN - NVIDIA (NVDA)
GPU基盤+量子コラボでハイブリッド量子‑古典計算への拓路開拓に注力。
↪ Google Finance – NVDA
🇯🇵 日本株
- NTT (9432)
光電融合「IOWN構想」で量子通信・処理に対応、理研との共同研究も進行中。
↪ Google Finance – 9432:TYO - 富士通 (6702)
理研と超電導量子コンピュータ開発。256量子ビット突破直後に業務提供開始へ。
↪ Google Finance – 6702:TYO - 日立製作所 (6501)
中性原子方式の量子機械を開発、2025年稼働予定。
↪ Google Finance – 6501:TYO - アルバック (6728)
希釈冷凍機など量子計算に必要な極低温技術の提供。
↪ Google Finance – 6728:TYO - フィックスターズ (3687)
組合せ最適化向けのソフトウエア高速化・量子支援サービスを展開。
↪ Google Finance – 3687:TYO - NEC (6701)
電子・量子通信分野で長い実績があり、量子関連でも強み。
↪ Google Finance – 6701:TYO - 東芝 (6502)
量子暗号・量子通信に注力、海外大学との共同開発も進める。
↪ Google Finance – 6502:TYO↪ Google Finance – 6971:TYO - 村田製作所 (6981)
量子センサー・通信向け高精度電子部品を供給。研究開発フェーズ。
↪ Google Finance – 6981:TYO - SCSK (9719)
量子アニーリングクラウドサービス(国内量子インスパイアド系)提供。
↪ Google Finance – 9719:TYO - NTTデータ (9613)
量子アニーリングの研究・ソフト系展開、IOWN構想とも連携。
↪ Google Finance – 9613:TYO - 三菱電機 (6503)
量子センサー・通信等の応用技術を研究開発。
↪ Google Finance – 6503:TYO - 凸版印刷 (7911)
量子セキュリティ応用の印刷技術と連携し、量子暗号関連研究に参入。
↪ Google Finance – 7911:TYO - 三井物産 (8031)
量子通信関連プロジェクトに投資。関連ベンチャー支援にも注力。
↪ Google Finance – 8031:TYO - 野村ホールディングス (8604)
量子アルゴリズムによる金融リスク管理やポートフォリオ最適化を研究。量子投資に積極姿勢。
↪ Google Finance – 8604:TYO - みずほフィナンシャルグループ (8411)
量子金融実証実験に参加、量子最適化や暗号分野で実用シナリオ模索中。
↪ Google Finance – 8411:TYO - ソニー (6758)
量子センサー(中性子・重力波)研究にも着手。映像・IoT領域との融合狙い。
↪ Google Finance – 6758:TYO - リコー (7752)
量子暗号通信システムの実証に参画。ファクシミリ分野を応用。
↪ Google Finance – 7752:TYO - シスメックス (6869)
量子センサーによるバイオ計測の革新を目指す研究に参加中。
↪ Google Finance – 6869:TYO
※本記事は、株式投資や銘柄選定に関する情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
記載された企業情報・株価・業績等は公開情報および信頼できると判断したソースに基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。市場環境や企業の状況は日々変動するため、必ず最新情報をご確認のうえご判断ください。
記載された企業情報・株価・業績等は公開情報および信頼できると判断したソースに基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。市場環境や企業の状況は日々変動するため、必ず最新情報をご確認のうえご判断ください。
まとめ:量子コンピュータ関連株の今後に注目
量子コンピュータは、AI、医療、材料開発、暗号通信など、あらゆる産業に革命をもたらすとされています。
今回ご紹介した100社の多くが、すでに実用フェーズや商用化に向けた布石を打っており、今後の成長に大きな期待が寄せられています。
特に米国企業は技術・資金力ともに強く、スタートアップから大企業まで粒ぞろい。一方で日本企業は部材・通信・防衛といった周辺産業に強みがあり、静かに存在感を示しています。
本記事を参考に、ぜひご自身の投資戦略やリスク許容度に応じた企業選定に役立ててください。
- 投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
- 誤記・修正のご要望はコメント欄またはお問い合わせフォームからお気軽に
コメント