近年、AIと自動化の進展により、ロボティクス業界は投資家にとって重要なテーマとなっています。本記事では、米国株58社・日本株28社のロボティクス関連企業86選を、管理人が独自にリサーチし、有望な未上場企業も含めて参考資料としてまとめました。
注目の上場企業だけでなく、今後IPOや大型資金調達が期待されるスタートアップ企業や非上場プレイヤーも取り上げており、未来を見据えた投資のヒントとしても活用いただけます。
あくまで情報整理用のメモですが、企業概要やリンク先、成長分野などを確認する際の起点として、読者の皆様にご活用いただければと思います。
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管理人がまとめた情報メモです。あくまで参考資料としてご活用ください。情報の信頼性には配慮しておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。誤りがあればご連絡ください。
🇺🇸 米国ロボティクス関連株
- テスラ(Tesla, TSLA)
ヒューマノイドロボット“Optimus”の開発を主導。2025年に数千台、2026年には数万台の生産が予定されており、AI+ロボティクスの最前線企業
→ Google Finance – TSLA - NVIDIA(NVDA)
AIチップのグローバルリーダー。ロボティクス向けAIプラットフォーム提供により、業界の根幹を担う存在
→ Google Finance – NVDA - アマゾン(Amazon, AMZN)
倉庫内ロボット750,000台以上稼働。自社開発“Vulcan”などにより業務効率を大幅に改善
→ Google Finance – AMZN - インテュイティブ・サージカル(Intuitive Surgical, ISRG)
医療用ロボット“da Vinci”手術システムを展開。高度医療ロボティクスを市場の中核とするパイオニア
→ Google Finance – ISRG - iRobot(IRBT)
家庭用ロボット掃除機“Roomba”を開発。消費者向けロボット分野で圧倒的シェア
→ Google Finance – IRBT - ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics, 非上場※Hyundai子会社)
“Spot”“Atlas”など動物・人型ロボ開発で有名。今後の商業化が注目
→ ※上場せず - ABB Ltd(ABB)
産業用ロボ・オートメーションの大手。400,000台超の設置実績を持つ
→ Google Finance – ABB - ファナック(Fanuc, FANUY)
産業用ロボ分野の日本代表格だが、ADR上場で米取引可。TOPIXにも採用された巨人
→ Google Finance – FANUY - テラダイン(Teradyne, TER)
半導体テスト機器+協働ロボで急成長中。性能と市場ニーズの高いミドルプレーヤー
→ Google Finance – TER - ザ・ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation, ROK)
産業用ロボティクス・制御装置の老舗。製造DX時代の必須銘柄
→ Google Finance – ROK - ジブラ・テクノロジーズ(Zebra Technologies, ZBRA)
物流・販売分野に強み。バーコードからAGV制御まで手がける
→ Google Finance – ZBRA - ノーティング・スポット(Knightscope, KSCP)
自律警備ロボット“ADR”を開発。公共安全市場で存在感増加
→ Google Finance – KSCP - AeroVironment(AVAV)
ドローン&脅威検知用ロボティクスのリーダー。軍・商業向けに強み
→ Google Finance – AVAV - Raytheon Technologies(RTX)
国防用ロボ・ドローン関連技術に展開。安心のインフラ銘柄
→ Google Finance – RTX - Stryker(SYK)
医療ロボティクス・手術関連機器を展開。高収益性が魅力
→ Google Finance – SYK - Aptiv(APTV)
自動運転・車載ロボ制御技術に強み。製造自動化との親和高し※製造関連評価
→ Google Finance – APTV - Qualcomm(QCOM)
ロボティクス向けAI/通信チップ技術。5G活用ニーズ拡大
→ Google Finance – QCOM - PTC(PTC)
工場のロボ制御・AR支援ソフトを提供。ABBなどと協業※市場レポート
→ Google Finance – PTC - Procept BioRobotics(PRCT)
泌尿器手術支援ロボを開発。ニッチ医療分野に強み
→ Google Finance – PRCT - Xiaomi(XIACY)
家庭向けロボット製品を展開。消費者ロボティクスに注力
→ Google Finance – XIACY - Symbotic(SYM)
倉庫自動化ロボシステムに特化。物流DXの切り札
→ Google Finance – SYM - Richtech Robotics(非上場)
業務用配膳ロボ&医療搬送ロボの展開企業。300台超展開済
→ ※非上場 - Ouster(OUST)
ロボ/ドローン用LiDAR大手。自動運転・マッピング需要支える
→ Google Finance – OUST - Shield AI(非上場)
軍向け自律ドローン「Nova」やAI制御システムを展開。特殊部隊向けに導入進む - Berkshire Grey(BGRY)
Eコマース/物流向けのピック&パック自動化ロボ開発。SPAC上場済み
→ Google Finance – BGRY - Palladyne AI(PDYN)
旧Sarcos。Guardianロボット開発後、現在は産業AIソフトに特化
→ Google Finance – PDYN - Serve Robotics(SERV)
ラストワンマイル配達ロボ“AnyMal”など展開。IPO後市場注目
→ Google Finance – SERV - Microbot Medical(非上場)
内視鏡支援ロボや血管用マイクロロボットなど。医療分野での蛍火銘柄 - UiPath(PATH)
ロボットプロセス自動化(RPA)ソフトで企業業務効率化を支援
→ Google Finance – PATH - Texas Instruments(TXN)
産業ロボや車載向けアナログ半導体で基盤を支える“縁の下の力持ち”
→ Google Finance – TXN - Boston Scientific(BSX)
泌尿器・心臓領域で医療ロボに参入。Intuitiveと競合関係
→ Google Finance – BSX - Hesai Group(HSAI)
自動運転用LiDARで急成長。ロボティクスに不可欠なセンシング技術
→ Google Finance – HSAI - RoboSense(非上場)
中国LiDAR大手で自動運転/ロボ分野に注力。グローバル展開進行中 - Agility Robotics(非上場)
ヒューマノイド・足歩行ロボ製造。Amazonとも連携し実用化フェーズへ - Apptronik(非上場)
ヒューマノイド/補助スーツ分野で急伸。人協調ロボ市場を開拓 - TiRobot(非上場)
中国民間医療ロボ大手。内視鏡・外科支援用ロボを展開中 - Standard Bots(非上場)
AIネイティブな協働ロボットを製造。高い導入スピードと透明価格が評価され、製造現場で導入拡大中 - Universal Robots(非上場/米法人)
コラボロボットの実績と活発なコミュニティ、教育・導入支援で米国でも高シェア - Yaskawa Motoman(非上場/Yaskawa)
高耐久性の重工用ロボを得意とし、溶接・加工現場に強い - ABB Robotics USA(ABB子会社)
産業用ロボティクスで世界トップクラス。ソフトウェア・サポート体制が強力 - Zebra Robotics / Fetch(非上場)
物流向けAMR(自律搬送ロボ)で評価。「倉庫の足」を支える存在 - Rapid Robotics(非上場)
手頃な月額料金でデスクトップ型ロボを展開。プラグ&プレイ方式が特徴 - AMP Robotics(非上場)
人工知能搭載ゴミ分別ロボ。資源リサイクル市場に特化 - Intrinsic(Alphabet部門、非上場)
ロボ制御のソフトウェアを開発。”ロボのAndroid”として注目 - Realtime Robotics(非上場)
ロボ同士のリアルタイム衝突回避ソフトと機械視覚が強み - Neura Robotics(非上場、独米)
AI統合によるヒューマンライクなインタラクション・柔軟動作が評価 - Anduril(非上場)
国防・セキュリティロボ開発。米政府へのオフ・ザ・シェルフ販売で実績拡大 - Fluidra North America(非上場)
プール清掃などの自動化ロボを展開、IoT/ロボ連携が進行 - The Bot Company(非上場)
元Cruise CEOが創業。家事ロボの開発に注力し、シリーズBで約20億ドル評価 - Figure AI(非上場)
BMW等と試験導入中のヒューマノイド。2024年に約395億ドル評価調達 - Robust AI(非上場)
倉庫ロボ向けコモンセンスAI開発。環境適応性に優れたロ卜ソフト - Simbe Robotics(非上場)
小売棚管理ロボ「Tally」が実用化。複数米小売で導入進行 - Built Robotics(非上場)
工事用重機の自動化キット提供。現場で完全自動運転化を推進 - Diligent Robotics(非上場)
医療用サポートロボ「Moxi」開発。看護師支援に特化 - Starship Technologies(非上場)
歩行配達ロボ導入多数。都市内配送の実用フェーズへ - Nuro(非上場)
無人配達車を自社運用。米複数州で商用展開済 - ANYbotics(非上場)
四足検査ロボ開発。発電所や石油施設で活躍 - Voliro(非上場、スイス発米展開)
ドローンによる高所作業ロボに特化。建設/点検向け
🇯🇵 日本ロボティクス関連株
- ファナック(Fanuc, 6954)
世界最大級の産業用ロボメーカー。日本国内でも圧倒的シェア
→ Google Finance – TYO:6954 - 安川電機(6506)
産業ロボ・サーボ制御装置に強み。FA領域の中堅トップ
→ Google Finance – TYO:6506 - キーエンス(6861)
センサー・ビジョンシステムが主力。時価総額17兆円超のロボティクス巨人
→ Google Finance – TYO:6861 - 川崎重工業(7012)
人型・産業用ロボの開発。重工として多領域展開
→ Google Finance – TYO:7012 - ソニーグループ(6758)
ヒューマノイド機能・部品に注力。10倍株候補と注目
→ Google Finance – TYO:6758 - 日本精工(6471)
精密ベアリングでロボ部品供給。高精度制御の要
→ Google Finance – TYO:6471 - トヨタ自動車(7203)
移動・人型ロボなど幅広い研究。産業ロボ応用も強化中
→ Google Finance – TYO:7203 - 本田技研工業(7267)
ASIMO以来の人型ロボ研究を継続。次世代ロボ開発に注目
→ Google Finance – TYO:7267 - SMC(6273)
空気圧制御機器トップ。ロボ動力源を担う隠れた大手
→ Google Finance – TYO:6273 - 富士ソフト(9740)
自律制御ソフトに強み。製造・サービス向けに展開
→ Google Finance – TYO:9740 - 日立ハイテク(8036)
画像処理・ビジョンシステム応用でシェア高
→ Google Finance – TYO:8036 - ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)
高精度減速機で産業ロボ・宇宙用ローバー部品供給
→ Google Finance – TYO:6324 - 三菱電機(6503)
工場自動化・FAロボ領域で世界首位クラス。生産受注増
→ Google Finance – TYO:6503 - ダイフク(6383)
倉庫向け物流ロボや搬送システムに注力。日本物流DXをけん引
→ Google Finance – TYO:6383 - パナソニック(6752)
AV・家庭ロボ連携や車載制御にAI/ロボ展開中
→ Google Finance – TYO:6752 - ヤマハ発動機(7272)
小型協働ロボや水中ドローン、農業機械向けにロボ応用
→ Google Finance – TYO:7272 - 三菱重工業(7011)
宇宙ローバー、重工業向けロボ開発に関与。大型プロジェクトに強み
→ Google Finance – TYO:7011 - 不二越(6474)
国内溶接・溶断用ロボ関連に特化。自動車製造分野で存在感
→ Google Finance – TYO:6474 - ナブテスコ(6268)
ロボ用精密アクチュエータ・減速機で世界展開。高精度制御に必須部品
→ Google Finance – TYO:6268 - ソフトバンクグループ(9984)
Pepper開発元だった子会社売却後もロボティクス投資を継続
→ Google Finance – TYO:9984 - 川田テクノロジーズ(3443)
ヒューマノイド・人協調ロボに強み。高度分野で注目
→ Google Finance – TYO:3443 - Cyberdyne(7779)
装着型外骨格「HAL」で注目。医療・介護ロボの先駆者
→ Google Finance – TYO:7779 - ispace
月ロボ計画に参入。失敗も将来ミッション注目
→ Google Finance – TYO:9348 - Cyberdyne(7779/TYO)
HAL装着型外骨格ロボで介護市場牽引。安全認証済み
→ Google Finance – TYO:7779 - ZMP(非上場)
自動運転プラットフォームやドローン注力。Sony JVあり - LexxPluss(非上場)
米国市場に拠点設置。AMR(自律搬送ロボ)展開中 - Mujin(非上場)
物流倉庫向けロボ制御ソフト開発。FA向け日本勢 - HiBot(非上場)
製造業向け協働ロボ提供。産業用システム連携強み
※本記事は、株式投資や銘柄選定に関する情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
記載された企業情報・株価・業績等は公開情報および信頼できると判断したソースに基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。市場環境や企業の状況は日々変動するため、必ず最新情報をご確認のうえご判断ください。
記載された企業情報・株価・業績等は公開情報および信頼できると判断したソースに基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。市場環境や企業の状況は日々変動するため、必ず最新情報をご確認のうえご判断ください。
まとめ:ロボティクス株への向き合い方
ロボティクス産業は今後10年で社会構造に大きな影響を与える可能性があります。本記事ではその一端を知る手がかりとして、企業名・リンク・簡易解説を整理しました。
ロボティクス分野は、AI、自動化、センサー技術など多領域が融合する成長産業の最前線です。将来性に魅力を感じる投資家も多い一方で、技術革新のスピードや市場競争の激化によるリスクも存在します。
そのため、ロボティクス株と向き合う際には以下のような視点を持つことが重要です:
- 中長期の視点で判断する:一時的な株価の上下よりも、企業の技術力・提携関係・収益構造を重視しましょう。
- 分散投資を意識する:異なる分野(医療・物流・産業用など)の企業を組み合わせることでリスク軽減が可能です。
- 過度な期待を持たない:話題性の高い企業ほどボラティリティも大きくなりがち。冷静な視点を忘れずに。
- 情報を継続的にアップデートする:業界変化が激しい分野なので、半年ごとにポートフォリオの見直しを行いましょう。
なお、本記事は管理人の情報収集メモをベースに作成された参考資料です。特定の銘柄を推奨するものではありません。最終的な投資判断は、読者ご自身の責任でお願いいたします。
今後も技術や業界の変化に合わせてアップデートしてまいりますので、ブックマークしてご活用ください。
- 投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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