スポンサーリンク

縁起の良い妖怪 一覧 38選|吉兆・幸運・縁起・守護をもたらす日本の精霊

スポンサーリンク
縁起の良い妖怪 一覧 38選|吉兆・幸運・縁起・守護をもたらす日本の精霊 日本

日本には、人生の節目や不安なときに“そっと背中を押してくれる存在”として語り継がれてきた、
縁起の良い妖怪や精霊が数多くいます。

ここでは、全国の伝承をもとに、吉兆をもたらすとされる 縁起の良い妖怪・霊獣 を厳選して紹介します。
それぞれが持つ 幸運・守護・繁栄・魔除け の意味を解説していきます。

心にそっと寄り添う “福をもたらす存在” がきっと見つかるはずです。

 

スポンサーリンク

縁起の良い妖怪 一覧

ここで紹介する妖怪たちは、地域の伝承や民俗資料をもとに「吉兆として語られる側面」を中心にまとめています。
性質や呼び名は地方によって異なるため、一つの解釈としてお楽しみください。
より詳しく知りたい方は、各地域の民話・資料もあわせて調べてみてください。

 

守護・加護・災厄払いの妖怪・精霊・吉兆の霊獣

  1. 白澤(はくたく)
    古代中国の神獣が日本に伝わった存在で、『白澤避怪図』として刷られ、疫病除け・魔除け・旅の安全の護符として広く信仰された霊獣。
  2. 獅子(しし)・唐獅子(からじし)
    神社や寺院の門前に置かれる想像上の霊獣で、狛犬と対で「阿吽」を成す守護獣。魔除け・除災・家内安全を象徴し、邪気の侵入を防ぐとされる。
  3. 狛犬(こまいぬ)
    片方は獅子と対になって神前を守る霊獣像。悪い気や悪霊を寄せつけない魔除けとして一対で置かれ、社殿や神域の結界を守る存在とされる。
  4. 鬼瓦の鬼(おにがわら)
    屋根の端に据えられる鬼面の瓦。恐ろしい顔を掲げることで魔除け・厄除けになるとされ、「鬼を味方につけて家を守る」願いを込めて用いられてきた建築的守護の鬼。
  5. 金霊(きんれい/かねだま・金玉)
    日本各地に伝わる金の精霊・金の気で、光る火の玉のように家へ飛び込んでくるとされる。入った家は栄え、去った家は没落するといわれるなど、福徳と金運上昇の兆しとして語られる吉兆の妖怪。
  6. 空狐(くうこ)
    長い年月を経て神獣化した高位の妖狐。神獣の一種として辞典や妖怪解説に記され、齢千年以上・三千年以上の狐が到達する存在とされる。強い妖力を持つ霊狐で、稲荷信仰と結びつき守護狐として語られることもある。
  7. 水天狗・円光坊(すいてんぐ・えんこうぼう)
    山形県・羽黒山に伝わる「水天狗」。出羽三山への参拝者を運ぶ最上川の船を守る存在とされ、護符には「火災水災除・厄難消滅」と記されるなど、水難・火難除けの守護天狗として信仰されている。
  8. 三吉鬼(さんきちおに/みよしおに)
    秋田県・太平山信仰と結びつく山の鬼神。只野真葛『むかしばなし』では、酒をふるまった家に薪や財を与える存在として描かれ、「三吉鬼」と呼ばれて信仰された。のちに太平山三吉神として神社に祀られ、力・勝負運・商売繁盛の神として厚く信仰されている。
  9. 鬼・善性の鬼(一般的な鬼伝承)
    鬼は恐ろしい存在として語られる一方で、地方伝承には「山の鬼が人を助けた」「村を守った」などの説話も見られ、山の神・鬼神として祀られる例もある。

 

幸運を運ぶ妖怪・精霊

  1. 稲荷狐(いなりぎつね)
    稲荷神の眷属である神狐。五穀豊穣・商売繁盛・家内繁栄を授ける守護者で、白狐は特に吉兆とされる。
  2. 山姥(やまんば)〈善性伝承〉
    恐ろしい妖怪としても有名だが、地方伝承には「山で迷った旅人に食べ物を与え、守る母性的存在」として語られる善性例がある。
  3. 仙狸(せんり)
    中国系伝承の“霊力を得た狸”が日本に影響した存在。善行を積んだ仙狸は人に財運・繁栄を与えるとされる高位の化け狸。
  4. 白蛇(弁才天の眷属)
    弁才天の神使とされ、芸能・財運・金運を象徴する吉兆の蛇。白蛇を見た家は繁栄するという信仰が広く残る。
  5. コロボックル(コロポックル)
    北海道の先住文化に伝わる小人族。姿を見せずに人に恩返しをしたとされ、漁村の豊漁や村の繁栄をもたらす精霊的存在。
  6. キジムナー
    沖縄に伝わるガジュマルの精霊。家に住み着くとその家は繁栄し、金運・漁業運が上がるとされる火の子の妖怪。
  7. 竜宮童子(りゅうぐうどうじ)
    竜宮から現れる吉兆の子ども。出会うと“謙虚さ・幸運・長寿”をもたらす存在として昔話に登場する。
  8. 座敷わらし
    家に住みつき、その家に富・子宝・繁栄を呼ぶ最強クラスの福妖怪。去ると家運が傾くとも伝えられる。
  9. ケサランパサラン
    白い綿毛のような正体不明の霊体。手に入れると幸福・良縁・金運を招くとされ、江戸期から全国で伝承が残る。
  10. 金霊(かなだま/金玉の総称)
    光る金色の玉として現れ、家に入ると家運が上向くとされる金運の精霊。各地の民間伝承で“富を運ぶ宝霊”として語られる。
  11. 迷い家(まよいが)
    山中に現れる幻の家。訪れた者に富や繁栄を授ける福の怪異。
  12. 座敷童子(ざしきわらし)
    家に住み着き、その家を繁栄・富・子宝へ導く日本最強クラスの福妖怪。座敷童子が現れた家は栄え、逆に去ると衰えるという伝承が東北を中心に多数残る。人の前に姿を見せることで“福を呼ぶ兆し”とされ、宿泊施設では目撃談が絶えない。
スポンサーリンク
日本

Comment