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かっこいい雅な言葉100選:日本語の美しさに触れる

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かっこいい雅な言葉100選:日本語の美しさに触れる 日本
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4. 時間と儚さの言葉

― 永遠に続かない美しさゆえに、人は心を奪われる ―
「うつろい」「はかなさ」「一瞬のきらめき」。古典では、時間の儚さを尊び、その美しさを愛でる表現が多く残されています。

  1. うたかた ― 水面の泡。すぐに消えるはかなさの象徴。
  2. たまゆら ― 玉が触れ合うかのように、ほんの一瞬。儚い時の表現。
  3. かりそめ ― 仮のもの、つかの間。永続しない一時的なもの。
  4. まどろみ ― 浅い眠り、夢と現の間にある曖昧な時間。
  5. つゆ ― 露のように消えてしまう命や思い。はかなさの代表。
  6. ほのか ― かすかに、うっすらと現れる。確かでないが美しい存在感。
  7. ゆくへ ― 行き先。未来や時間の流れそのものを意味する語。
  8. あけぼの ― 夜明けのほの暗い時間帯。新しさと終わりの混在。
  9. まぼろし ― 現実にはない、儚く消えゆく存在。幻想的なイメージ。
  10. あだし ― はかなく、無常なこと。変わりゆくものを象徴。
  11. 夢の世 ― 夢のような儚い現世。仏教的無常観に通じる言葉。
  12. いまはとて ― 「いまはこれまで」と思う、人生の終わりに近い時。
  13. 一炊の夢(いっすいのゆめ)― ごはん一炊の間に終わるような夢。人の世の儚さのたとえ。

 

5. 自然と風景を映す言葉

― 目に映る景色が、まるで絵巻物のように広がる ―
空や海、山や月、花や鳥。自然を描写することで、情景の中に心を投影する――そんな和の感性を感じる表現を選びました。

  1. 花筏(はないかだ)― 川に散った桜の花びらが流れる様子。
  2. 月影(つきかげ)― 月の光が地上に映る、幻想的な情景。
  3. 風の音(かぜのおと)― 風が木々を揺らす音。風景と心が重なる。
  4. 水鏡(みずかがみ)― 水面に映る風景や姿。心を映す象徴にも。
  5. 朧月夜(おぼろづきよ)― 春の夜に、霞んで見える月。情緒たっぷり。
  6. 雪見(ゆきみ)― 雪景色を静かに味わう風流な行為。
  7. 朝ぼらけ(あさぼらけ)― 夜が明けて空がしらみはじめる頃。
  8. 山の端(やまのは)― 山の稜線。月が昇り沈む舞台。
  9. 霞む(かすむ)― 空気が白くけむって見える。春の情景に多く登場。
  10. しののめ ― 夜明け前のほのかな光。古今集などにも頻出。
  11. 千草(ちぐさ)― さまざまな草花の総称。野の豊かさの象徴。
  12. 波間(なみま)― 波の間、波の合間に見え隠れする光景。

 

6. 響きの美しい言葉

― 音に心が惹かれる。響きだけで風雅を感じる ―
意味もさることながら、口に出すとその音の美しさに心を打たれる。そんな耳で味わう「音の雅」をテーマに集めた言葉たちです。

  1. さやけし ― 澄んで清らか。音・光・心の澄明さを含む。
  2. ほのぼの ― ぼんやり明るい様子。春の朝などに合う言葉。
  3. かしづく ― 丁寧に仕える、尽くす。語感が柔らかく上品。
  4. ときめく ― 胸が高鳴る。恋や期待感をあらわす音のよさ。
  5. たまゆら ― やさしく一瞬触れ合う音のような響き。
  6. あまねし ― 広く、すみずみまで行き渡る様子。音も優美。
  7. ひさかた ― 空・月・天などにかかる枕詞。音の流れが美しい。
  8. うららか ― 明るく穏やか。春の日差しにも似た響き。
  9. しらべ ― 音楽や調べること、またその旋律のような語感。
  10. なごり ― 残り香や余韻。音も感情も柔らかく切ない。
  11. あやめもわかぬ ― 区別がつかない様子。語のリズムが軽やか。
  12. いざよい ― 十六夜(いざよい)の月。ためらいがちな月の出と音の妙。
  13. あはれなりけり ― しみじみと心打たれるさまを詠嘆する決まり文句。終止形の語感が風雅。
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