嫌悪の感情を表す言葉
受け入れがたいものに対して距離を取る感覚を表す言葉です。軽い苦手意識から強い嫌悪まで含む表現です。
- 嫌悪(けんお)
強く嫌うこと。
近づきたくないという反射に近い感覚です。生理的な嫌さだけでなく、価値観の衝突や境界線を守りたい気持ちも含みます。 - 軽蔑(けいべつ)
見下して侮ること。
相手を低く評価し、距離を置こうとする感覚を表します。怒りより冷たく、言葉より態度や視線ににじむことがあります。 - 侮蔑(ぶべつ)
相手を侮り見下すこと。
軽蔑よりも強い否定が含まれる語です。相手の尊厳を削る響きがあり、関係を深く傷つける空気を伴います。 - 排斥感(はいせきかん)
排除したい、遠ざけたい気持ち。
受け入れがたさが強まり、同じ場に置きたくない感覚が前に出ます。嫌悪が集団や空気に広がるときにも使われます。 - 拒絶感(きょぜつかん)
拒まれたと感じること。
言葉にされなくても態度や沈黙で伝わることがあります。胸がひやりとして距離が生まれ、自己防衛が強まる感覚です。 - 違和感(いわかん)
しっくりこない感覚。
小さなズレを見逃せないときに残る感情です。はっきり嫌いと言えないのに、どこか引っかかって離れない感じがあります。 - 不快感(ふかいかん)
不快に感じること。
体の反応に近い嫌さを表しやすい語です。匂い、音、言い方など、細部が気になって心が落ち着かなくなる場面に合います。 - 釈然としない(しゃくぜんとしない)
納得できずすっきりしないこと。
説明を聞いても腑に落ちず、心の底に引っかかりが残る状態です。怒りほど強くないのに、静かに尾を引きます。 - 納得できなさ(なっとくできなさ)
納得できない気持ち。
理屈では受け入れるべきでも、感情が追いつかないときに残ります。言葉にすると、心の抵抗の輪郭が見えやすくなります。 - 嫌気(いやけ)
うんざりして避けたい気持ち。
繰り返される出来事に心が疲れ、静かに離れたくなる感覚を含む。怒りではなく、関わりを断ちたい思いに近い。 - 嫌がる(いやがる)
不快に思い避けようとすること。
はっきり拒絶するほどではないが、関わること自体をためらう気持ちを表す。素直な拒否の感覚がにじむ。 - 毛嫌い(けぎらい)
理由なく避けること。
理屈では説明しにくい本能的な苦手意識を示す言葉。出会った瞬間に距離を取りたくなる感覚を含む。 - 忌避(きひ)
不快として避けること。
危険や不潔さを感じたときの反応に近い語。触れずに済ませたいという防衛的な心の動きを表す。 - 拒絶(きょぜつ)
受け入れず退けること。
はっきりと関係を断つ意思を含む言葉。感情よりも意志の強さが前面に出る場面に重なる。 - 受け付けない(うけつけない)
心理的に拒む状態。
理屈ではなく感覚で拒否する気持ちを示す語。無理に近づくほど違和感が強まるような感覚を含む。 - 苦手(にがて)
得意でなく避けたい対象。
軽い拒否感をやわらかく表す言葉。強い嫌悪ではないが自然に距離を取りたくなる。 - 気持ち悪い(きもちわるい)
不快で落ち着かない感覚。
感覚的な拒否を表す語。見た目や雰囲気など、説明しづらい違和感に触れたときに浮かびやすい。 - 不快(ふかい)
心地よくない状態。
小さな違和感から明確な嫌悪まで幅広く含む言葉。感情を抑えた表現として使われやすい。 - 疎ましい(うとましい)
わずらわしく避けたいさま。
相手の存在自体が負担に感じられるときに使われる語。距離を置きたい思いが静かににじむ。 - うんざり(うんざり)
飽きて嫌になること。
繰り返される刺激によって拒否感が積み重なった状態。関わる気力が残らない感覚を含む。 - 嫌らしい(いやらしい)
不快で受け入れがたい印象。
態度や雰囲気に不信感を覚えるときに使われる語。直感的な警戒を伴う。
疲労の感情を表す言葉
気力や体力が削られ、何もしたくない鈍さを表す言葉です。疲れの種類や回復の難しさを含む表現です。
- 倦怠感(けんたいかん)
だるさや疲れを感じること。
眠っても抜けない重さが続くときに使われます。体だけでなく気持ちまで鈍くなり、何もしたくない感覚が広がります。 - 無気力(むきりょく)
やる気が起きない状態。
したいことがあるのに動けない、心のブレーキのような感覚です。疲れや不安が重なると、静かに深まっていきます。 - 憂鬱(ゆううつ)
気分が沈んで晴れないこと。
明るい出来事があっても心が追いつかないような状態です。雨雲が頭上に残るように、重さがゆっくり続きます。 - 落ち込み(おちこみ)
気分が沈むこと。
失敗や疲れがきっかけで、心の位置が低くなる感覚です。励ましが入ってもすぐ戻れず、静かな時間が必要になります。 - 疲労感(ひろうかん)
疲れを感じること。
体の疲れだけでなく、気を張り続けた後の心の消耗にも使えます。息を吐く余裕がなく、休みたい気持ちが前に出ます。 - 空虚感(くうきょかん)
空っぽだと感じること。
達成や喜びがあっても満たされず、心の中心が空く感覚です。何かを埋めたくなるのに、何が必要か分からないこともあります。 - 絶望感(ぜつぼうかん)
望みがないと感じる気分。
絶望を“感覚”として捉える言い方で、胸に重くのしかかる状態を表します。未来が遠く感じ、動く力が抜けていきます。 - 虚脱感(きょだつかん)
力が抜けて空っぽになる感じ。
緊張が解けた後や、頑張りすぎた後に訪れやすい状態です。身体が重く、気持ちも追いつかず、ただ横になりたくなります。 - 脱力感(だつりょくかん)
力が抜ける感覚。
安心から来る脱力もありますが、ここでは気力が落ちて支えがなくなる感じです。やるべきことが見えても手が動きにくくなります。 - 閉塞感(へいそくかん)
行き詰まって息が詰まる感じ。
出口が見えず、空気が動かないように感じる状態です。状況だけでなく心の中まで狭くなり、視野が縮む感覚が伴います。 - 停滞感(ていたいかん)
進まないと感じること。
努力しているのに変化が見えないときに残る感覚です。焦りとも違う鈍い重さがあり、心が同じ場所に留まるように感じられます。 - 意欲低下(いよくていか)
やる気が落ちること。
気持ちの火が小さくなる状態を、少し客観的に言い表せます。頑張りたいのに続かないとき、理由を探す手がかりになります。 - 虚無感(きょむかん)
意味が感じられない空しさ。
何をしても響かないように感じるときの語です。気持ちが乾いていて、喜びも悲しみも薄くなるような感覚が出ます。 - 生気のなさ(せいきのなさ)
元気や活力が感じられないこと。
表情や声から力が抜けている状態を表します。頑張り続けた後に訪れやすく、自分でも気づかないうちに薄くなっていくことがあります。 - 無感動(むかんどう)
心が動かないこと。
喜びも悲しみも遠く、反応が薄くなる状態です。守るために感情を閉じている場合もあり、静かな疲れの表れとして現れます。 - 無関心(むかんしん)
関心を持たないこと。
関わる力が残っていないときに起こりやすい語です。冷たさより、心が省エネになっているような感覚として現れることがあります。 - 思考停止(しこうていし)
考えることが止まる状態。
情報や感情が多すぎて、頭が動かなくなる感覚です。決めるのが怖いというより、処理する力が尽きたときの静かな限界を示します。
混合感情・複雑感情
- 葛藤(かっとう)
相反する思いがぶつかること。
したい気持ちと怖い気持ちが同時にあるような状態です。決めたくても決めきれず、心の中で綱引きが続く感覚が出ます。 - 迷い(まよい)
決めきれず揺れること。
選択肢があるほど生まれやすく、どれも捨てがたいときに残ります。進みたいのに足が止まる、静かな揺れを表します。 - ためらい(ためらい)
踏み出す前に躊躇する気持ち。
傷つきたくない、失敗したくないという思いが混ざる語です。勇気が足りないのではなく、慎重さが前に出る場面に合います。 - 躊躇(ちゅうちょ)
決心できずためらうこと。
理屈では決まっているのに、気持ちが追いつかないときに残ります。行動の手前で心が立ち止まり、時間が伸びるように感じられます。 - もやもや(もやもや)
はっきりしない不快な気分。
言葉にできないまま残る曇りのような感覚です。原因が掴めないほど長引きやすく、気分の底に沈んで離れないことがあります。 - 割り切れなさ(わりきれなさ)
納得しきれない気持ち。
正しいと分かっていても受け入れにくいときに残ります。感情と理屈のズレが、静かな抵抗として胸に残る感じです。 - 複雑な気持ち(ふくざつなきもち)
単純に言い切れない思い。
嬉しさと寂しさが混ざるなど、感情が重なった状態です。どれか一つに名前をつけにくく、余韻として長く残ることがあります。 - 言葉にできない感情(ことばにできないかんじょう)
表現しきれない気持ち。
胸の中に確かにあるのに形にならない状態です。無理に言語化せず、そのまま抱える時間が必要な場面にも寄り添います。 - 逡巡(しゅんじゅん)
決めきれずためらうこと。
行動したい気持ちはあるのに、心が追いつかないときに残る感覚です。踏み出す直前で立ち止まり、時間だけが静かに過ぎていくように感じられます。 - 戸惑い(とまどい)
どうしてよいか分からない気持ち。
予想外の出来事に触れたときの揺らぎを表します。理解しようとする思いと混乱が重なり、すぐには反応できない間が生まれます。 - 気まずさ(きまずさ)
場の空気に居心地の悪さを感じること。
はっきりした対立ではないのに落ち着かない状態です。言葉を選ぶほど沈黙が長くなり、視線の置き場に迷うような感覚が残ります。 - 割り切れない思い(わりきれないおもい)
理解はできても納得できない感情。
理屈では受け入れているのに心がついてこない状態です。感情だけが取り残され、後から何度も思い返してしまいます。 - 引っかかり(ひっかかり)
心に小さく残る違和感。
気にするほどではないのに忘れられない感覚です。日常の合間にふと浮かび、考えを止めてしまうことがあります。 - わだかまり(わだかまり)
心に残るしこり。
解決したはずの出来事でも感情だけが残る状態です。時間が経ってもふとしたきっかけで浮かび上がります。 - 名残惜しさ(なごりおしさ)
離れがたく感じる気持ち。
終わりを受け入れているのに去りたくない感覚です。前へ進む思いと留まりたい思いが同時に残ります。 - 腑に落ちない(ふにおちない)
納得できない感覚。
説明を聞いてもどこか引っかかる状態です。理解と感情のずれが小さな違和感として続きます。 - 後ろ髪を引かれる(うしろがみをひかれる)
離れがたく感じること。
進むべきと分かっていても心が残る状態です。過去と未来の間で揺れる感覚を表します。 - 気兼ね(きがね)
遠慮して自由に振る舞えない気持ち。
相手を思う気持ちと自分の本音がぶつかるときに生まれます。言葉を選びすぎて沈黙が増える場面に重なります。

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