10. 古語・漢語の重厚な言葉
昔の言葉や、硬い響きを持つ漢語を中心とした表現です。日常ではあまり使われないため、それだけで特別な雰囲気をまといます。
- 幽玄(ゆうげん)
はっきり言葉にできない奥深さや趣を表す古語。 - 玄奥(げんおう)
奥深く容易に理解できないこと。哲学や宗教で用いられる。 - 幽邃(ゆうすい)
静かで奥深い様子。場所や雰囲気を表す語として使われる。 - 冥冥(めいめい)
暗く遠い世界を指す表現。漢文調の言葉。 - 深奥(しんおう)
非常に奥深いところ。秘密や核心を連想させる。 - 玄妙(げんみょう)
言葉では説明しにくい不思議さを表す言葉。 - 幽暗(ゆうあん)
かすかで暗い様子。雰囲気を重視する表現。
11. ラテン語・古典語由来の神秘的な言葉
ラテン語など、古い言語を元にした言葉です。意味を知らなくても音に重みがあり、知的で不思議な印象を与えます。
- アルカナ(Arcana)
秘密・奥義を意味する語。占術や神秘思想の文脈で使われてきた。 - オカルティズム(Occultism)
隠された知識や超自然的事象を扱う思想・研究の総称。 - アビス(Abyss)
深淵。底知れない闇や深さを象徴する語。 - グリモワール(Grimoire)
魔術書・秘本を指す言葉。中世ヨーロッパの文献に由来。 - ネクロマンシー(Necromancy)
死者や霊と関わる占術・術法を指す語。 - アルカナム(Arcanum)
「神秘、奥義、秘密、秘薬」といった意味を持つラテン語由来の言葉。 - インヴォケーション(Invocation)
霊的存在を呼び出す行為。宗教儀礼や魔術で用いられる。
12. 海外オカルトで使われてきた言葉
海外の伝承やオカルト文化で知られる言葉です。映画や小説などで耳にしたことがあるものも多く、馴染みやすさと怪しさを併せ持ちます。
- ポルターガイスト(Poltergeist)
物音や物体移動を引き起こすとされる霊的現象。 - ドッペルゲンガー(Doppelgänger)
自分と同じ姿をした分身のような存在。ドイツ語由来。 - セアンス(Séance)
霊と交信するとされる集会や儀式。 - アストラル体(Astral body)
肉体とは別に存在すると考えられる霊的な身体。 - レヴナント(Revenant)
死後に現世へ戻ってくる存在を指す語。 - エクソシズム(Exorcism)
悪霊を追い払う儀式。宗教行為として実在。 - オーメン(Omen)
未来の出来事を示す前兆や兆し。 - ミディアム(Medium)
霊的存在と人を仲介するとされる人物。
13. 都市伝説・現代怪談に関係する言葉
学校や街、ネットなど身近な場所と結びつきやすい言葉です。現実と地続きの不思議さがあり、「もしかしたら」と感じさせる要素があります。
- 都市伝説(としでんせつ)
現代社会で語り継がれる真偽不明の噂や怪談。 - 心霊現象(しんれいげんしょう)
霊の存在が関与すると考えられてきた出来事の総称。 - 怪談(かいだん)
不思議や恐怖を語る話。江戸時代から親しまれてきた表現。 - 事故物件(じこぶっけん)
過去に事故や事件があったとされる住居。現代的な怪談語。 - 心霊スポット(しんれいすぽっと)
霊が出ると噂される場所。現代の口承文化で定着。 - 怪音(かいおん)
正体の分からない物音。怪談や報告例で使われる言葉。 - 怪光(かいこう)
不可解な光の目撃を指す表現。心霊・超常の文脈で用いられる。 - 異変(いへん)
いつもと違う不穏な変化。現代怪談で頻出する語。
14. 禁書・記録・隠された情報の言葉
公開されていない資料や、知られてはいけない情報を思わせる言葉です。真実が隠されているような感覚を与え、興味を引きやすい表現です。
- 禁書(きんしょ)
公開や閲覧が制限されてきた書物。宗教史・思想史に実例がある。 - 秘本(ひほん)
外部に出さず秘蔵されてきた書物。 - 古文書(こもんじょ)
古い時代に書かれた記録文書。歴史や伝承の資料として残る。 - 写本(しゃほん)
手書きで書き写された書物。中世文献に多い。 - 秘録(ひろく)
表に出ない形で残された記録。 - 黙示録(もくしろく)
神の啓示を記した書。終末思想と結びつく語。 - 極秘(ごくひ)
ごく限られた範囲にしか知らされない情報を指す言葉。

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