心構え・精神性|揺るがぬ心を表す言葉
恐れや迷いに飲み込まれず、常に静かに状況を見据える――。 ここでは、武士が大切にしてきた心の在り方や精神性を表す言葉を集めました。派手さはなくとも、内側に強さを秘めた響きが特徴です。
- 不動心(ふどうしん)
何事にも揺るがない心の状態。 - 無心(むしん)
迷いや雑念を捨てた境地。 - 平常心(へいじょうしん)
非常時でも乱れない心。 - 静心(しずごころ)
静かで落ち着いた心持ち。 - 胆力(たんりょく)
物事に動じない度胸。 - 忍耐(にんたい)
苦しみを堪え抜く力。 - 忍び(しのび)
感情や行動を抑える姿勢。 - 耐え忍ぶ
表に出さず、内に秘めて堪えること。 - 克己(こっき)
自分の弱さに打ち勝つこと。 - 自制(じせい)
欲や衝動を抑えること。 - 節度(せつど)
行き過ぎない、わきまえた態度。 - 沈着(ちんちゃく)
落ち着いて物事に対処する様。 - 冷静沈着(れいせいちんちゃく)
感情に流されない判断力。 - 泰然自若(たいぜんじじゃく)
何事にも動じない落ち着き。 - 覚悟ある沈黙
語らずとも決意が伝わる状態。 - 黙して語らず
多くを語らず行動で示す姿勢。 - 一心(いっしん)
ひとつの思いに集中する心。 - 専心(せんしん)
他を顧みず、ただ一事に打ち込む。 - 精進(しょうじん)
日々鍛錬を重ねること。 - 修練(しゅうれん)
技と心を磨き続けること。 - 鍛錬(たんれん)
身体や精神を鍛え上げる行為。 - 覚醒(かくせい)
意識が研ぎ澄まされる瞬間。 - 見極める
状況や相手の本質を読むこと。 - 先を読む
次の展開を予測する力。 - 気迫(きはく)
内からにじみ出る強い気。 - 気配を殺す
存在感を消す集中状態。 - 心を澄ます
雑念を払い、感覚を研ぎ澄ます。 - 構え(かまえ)
心身ともに備えた状態。 - 余裕(よゆう)
追い詰められても失わぬ落ち着き。 - 動じぬ
どんな状況でも揺らがないこと。

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