「Time is money(時は金なり)」という言葉を聞いたことはありますか?英語には、時間にまつわるユニークな慣用表現(イディオム)が数えきれないほど存在します。それらの表現は、単なる言葉の組み合わせではなく、時間の流れを感じさせたり、人生の大切な瞬間を表現したりするための鍵となるのです。
「Eleventh hour(ギリギリの瞬間)」や「Once in a blue moon(めったにない)」などの表現を知っていると、英語での会話がぐっと自然で豊かになります。 たった数語のフレーズが、単なる「時間」を超えて、感情や状況を巧みに伝えるツールとなるのです。
この記事では、「時間」をテーマにした英語のイディオムをたっぷりとご紹介します。 時間をうまく操るかのような表現の数々を知れば、あなたの英語表現力は大きく飛躍するでしょう。
時間に関する英語の慣用表現(イディオム)一覧
※読み方・発音表記は日本語の読み方としての近似で、実際の発音とは異なる場合がありますので参考程度としてください。
※正しい発音・意味等は辞書などでご確認ください。
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。
⏰ 時間の重要性に関する表現
- Time is money.
(タイム イズ マネー)= 時は金なり - Time flies.
(タイム フライズ)= 時間は飛ぶように過ぎる - Time waits for no one.
(タイム ウェイツ フォー ノー ワン)= 時は誰をも待たない - In the blink of an eye.
(イン ザ ブリンク オブ アン アイ)= 一瞬のうちに - At the speed of light.
(アット ザ スピード オブ ライト)= 光の速さで - Lost time is never found again.
(ロスト タイム イズ ネバー ファウンド アゲイン)= 失った時間は取り戻せない - No time like the present.
(ノー タイム ライク ザ プレゼント)= 今ほど良い時はない(思い立ったが吉日) - A stitch in time saves nine.
(ア スティッチ イン タイム セイブズ ナイン)= 今日の一針、明日の十針(早めの対処が大切) - Time and tide wait for no man.
(タイム アンド タイド ウェイト フォー ノー マン)= 潮の流れと時は誰も待たない
🏃♂️ 時間の速さや遅さに関する表現
- In no time.
(イン ノー タイム)= あっという間に - Like clockwork.
(ライク クロックワーク)= 規則正しく、予定通りに - A mile a minute.
(ア マイル ア ミニット)= 非常に速く - In record time.
(イン レコード タイム)= 記録的な速さで - In the twinkling of an eye.
(イン ザ トゥインクリング オブ アン アイ)= 瞬く間に - A split second.
(ア スプリット セカンド)= ほんの一瞬 - As fast as lightning.
(アズ ファスト アズ ライトニング)= 稲妻のように速く - Move at a snail’s pace.
(ムーブ アット ア スネイルズ ペイス)= カタツムリのように遅く - Slow but steady wins the race.
(スロー バット ステディ ウィンズ ザ レイス)= 遅くても着実に進めば勝てる
⏳ 時間の経過や期限に関する表現
- The sands of time are running out.
(ザ サンズ オブ タイム アー ランニング アウト)= 時間がなくなってきている - Just in time.
(ジャスト イン タイム)= ギリギリ間に合う - Against the clock.
(アゲインスト ザ クロック)= 時間と競争して、時間がない中で - Beat the clock.
(ビート ザ クロック)= 締め切り前に終える - Eleventh hour.
(イレブンス アワー)= ギリギリの時間、土壇場 - At the last minute.
(アット ザ ラスト ミニット)= 土壇場で - Down to the wire.
(ダウン トゥ ザ ワイヤー)= 最後の瞬間まで - By the skin of one’s teeth.
(バイ ザ スキン オブ ワンズ ティース)= かろうじて、ギリギリのところで - A race against time.
(ア レイス アゲインスト タイム)= 時間との戦い
📆 過去・現在・未来に関する表現
- Once upon a time.
(ワンス アポン ア タイム)= 昔々 - From time immemorial.
(フロム タイム イメモリアル)= 遠い昔から - Long time no see.
(ロング タイム ノー シー)= 久しぶり! - In the good old days.
(イン ザ グッド オールド デイズ)= 懐かしい昔 - A thing of the past.
(ア シング オブ ザ パスト)= 過去のもの、時代遅れ - Living in the past.
(リビング イン ザ パスト)= 過去にとらわれている - Ahead of one’s time.
(アヘッド オブ ワンズ タイム)= 時代の先を行っている - Before one’s time.
(ビフォー ワンズ タイム)= 生まれる前の時代の話 - For the time being.
(フォー ザ タイム ビーイング)= 当面の間、しばらくの間 - In the near future.
(イン ザ ニア フューチャー)= 近い将来に
🕰 日常生活で使う時間の表現
- Day in, day out.
(デイ イン デイ アウト)= 毎日毎日 - From dawn till dusk.
(フロム ドーン ティル ダスク)= 朝から晩まで - Bright and early.
(ブライト アンド アーリー)= 朝早く - The crack of dawn.
(ザ クラック オブ ドーン)= 夜明け - The dead of night.
(ザ デッド オブ ナイト)= 夜更け - At the break of dawn.
(アット ザ ブレイク オブ ドーン)= 夜明けに - A night owl.
(ア ナイト アウル)= 夜型人間 - An early bird.
(アン アーリー バード)= 朝型人間 - Burning the midnight oil.
(バーニング ザ ミッドナイト オイル)= 夜遅くまで勉強・仕事する
🔄 頻度を表す表現
- Once in a blue moon.
(ワンス イン ア ブルー ムーン)= めったにない - Every now and then.
(エブリー ナウ アンド ゼン)= 時々 - From time to time.
(フロム タイム トゥ タイム)= 時々 - Once and for all.
(ワンス アンド フォー オール)= これを最後に - In the long run.
(イン ザ ロング ラン)= 長い目で見れば - At all times.
(アット オール タイムズ)= いつでも - Time after time.
(タイム アフター タイム)= 何度も何度も
🕰 時間と人間関係に関する表現
- Have a whale of a time.
(ハブ ア ホウェイル オブ ア タイム)= 楽しい時間を過ごす - A matter of time.
(ア マター オブ タイム)= 時間の問題 - A hard time.
(ア ハード タイム)= 辛い時期 - Bide one’s time.
(バイド ワンズ タイム)= 好機を待つ - Better late than never.
(ベター レイト ザン ネバー)= 遅れてもやらないよりはマシ - Third time’s a charm.
(サード タイムズ ア チャーム)= 三度目の正直 - All in good time.
(オール イン グッド タイム)= そのうち良いことがある - Long story short.
(ロング ストーリー ショート)= 手短に言うと
🕰 時間に関するその他の表現
- Make time for.
(メイク タイム フォー)= 時間を作る - Kill time.
(キル タイム)= 時間をつぶす - Save time.
(セイブ タイム)= 時間を節約する - Take your time.
(テイク ユア タイム)= ゆっくりやってください - Have time on one’s hands.
(ハブ タイム オン ワンズ ハンズ)= 暇を持て余す - Time drags on.
(タイム ドラッグス オン)= 時間が長く感じる - All-nighter.
(オール ナイター)= 徹夜
英語をもっと楽しく!会話に「時間の表現」を取り入れよう
時間は私たちの生活に深く関わるもの。その流れを英語で表現できるようになると、会話の幅が広がるだけでなく、言葉に深みが加わります。「Time flies(時間はあっという間)」のような表現を使えば、シンプルな会話でも印象的に伝えられますし、「At the eleventh hour(ギリギリの瞬間)」を知っていれば、海外ドラマや映画のセリフもより理解しやすくなるでしょう。
英語のイディオムは単なる単語の羅列ではなく、文化や習慣が詰まった言葉の宝庫。ぜひ、この機会に覚えたフレーズを使ってみてください!ちょっとした会話に取り入れるだけでも、英語がもっと楽しくなるはずです。
📖 さあ、今日からあなたの英語表現をワンランクアップ!
気に入ったフレーズがあれば、実際に使ってみるのが一番の近道。友達との会話やSNSの投稿、英語日記にぜひ取り入れてみてください。「Time to shine!(輝く時が来た!)」という言葉のように、あなたの英語もどんどん洗練されていくはずです!
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