イラン料理110選|一生に一度は食べたい世界の料理集

イラン料理110選|一生に一度は食べたい世界の料理集 世界の料理

🥬 野菜と豆のヘルシー料理

イラン料理には菜食メニューも豊富!新鮮なハーブ、豆、ナス、トマトなどを使った滋味深い料理は、身体に優しく、心までほぐれるような味わいです。

  1. ミールザー・ガーセミ(Mirza Ghasemi)
    焼きナスとニンニク、卵を混ぜて炒めた北部ギーラーン州の名物料理。パンにもご飯にもぴったり!
  2. ケク・サブジ(Kuku Sabzi)
    ハーブと卵で作る緑色のオムレツ。新年(ノウルーズ)にも食べられる縁起の良い料理。
  3. アーシュ・レシュテ(Ash Reshteh)
    豆とパスタ、ハーブのとろみスープ。満腹感たっぷりで、体がほっこり温まる伝統食。
  4. ドールマ(Dolmeh)
    ブドウの葉やピーマンなどに米やハーブを詰めて煮込んだ料理。中東各地で親しまれています。
  5. ハリーム・バーデムジュン(Halim Bademjan)
    ナスと挽き割り小麦を煮込んだ濃厚な粥風料理。にんにくとミントバターの香りが魅力。
  6. アーシュ・ジョー(Ash-e Jo)
    大麦と豆のスープ。ヨーグルトをかけて食べるさっぱり系。
  7. ケク・カドゥ(Kuku Kadoo)
    ズッキーニ入りのハーブオムレツ。夏場にぴったりの軽やかメニュー。
  8. サブジ・ホルダニ(Sabzi Khordan)
    ミント、バジル、タラゴンなどをそのまま生で食べるフレッシュなハーブプレート。パンと一緒にどうぞ。
  9. ニーニ・パンジャーレ(Nini Panjareh)
    野菜や小麦粉で作った地方の野菜ケーキ。見た目もカラフル。
  10. ケシュク・バーデムジュン(Kashk-e Bademjan)
    ナスと発酵乳「ケシュク」を使った濃厚なディップ。パンと食べれば止まらない美味しさ。

 

🥣 アーシュ(とろみスープ)の癒し

アーシュ(とろみスープ)の癒し
Photo by Rye-96, “Ash e reshte,” licensed under CC BY‑SA 3.0

 

「アーシュ」と呼ばれる具沢山スープは、イランのおふくろの味。パスタのような麺や豆、ハーブを煮込んだ栄養満点の一杯で、体の芯まで温まります。

1. アーシュ・レシュテ(Ash-e Reshteh)

特徴: 豆類、ほうれん草、ニラ、フェヌグリークなどの香草に、”レシュテ”という麺を加えた最も有名なアーシュ。上にケシュク(発酵ヨーグルト)と揚げ玉ねぎをかけていただく。
伝統: ノウルーズ(イラン暦の新年)前に食べる幸運の一杯。

2. アーシュ・ジョー(Ash-e Jo)

特徴: 大麦(ジョー)を中心に、豆類と野菜を加えて作るとろみスープ。胃にやさしく、朝食にも人気。
風味: クリーミーでまろやかな優しさ。

3. アーシュ・エ・シャレゲム(Ash-e Shalgham)

特徴: カブ(シャルガム)を使ったアーシュ。風邪をひいたときに飲む薬膳スープのような存在。
効能: 抗炎症作用があり、体調回復にも◎。

4. アーシュ・モシュ・アナー(Ash-e Moosh-o Anar)

特徴: レンズ豆(モシュ)とザクロ(アナー)で作られた、甘酸っぱいスープ。
地域: 主に南部・ペルシャ湾岸地方で親しまれている。

5. アーシュ・ドーグ(Ash-e Doogh)

特徴: ヨーグルトベースのスープで、爽やかな酸味が特徴。米とハーブ、時に肉団子を加えることも。
食感: 夏でも重たくならない、さっぱり系。

6. アーシュ・エ・アーシュナ(Ash-e Ashna)

特徴: 「出会いのスープ」とも訳される珍しい名前。各家庭のオリジナルが多く、地域の差も大きい。
特徴: 材料が“出会う”ことによる融合の意味も。

7. アーシュ・ターレ(Ash-e Tareh)

特徴: 北部で食べられる酸味の強いスープ。ハーブに加え、スモモやタマリンドが風味の決め手。
相性: ライスやパンとの相性抜群。

8. アーシュ・マスト(Ash-e Mast)

特徴: ヨーグルトと米、時に肉団子を入れて作る濃厚系スープ。マストはヨーグルトの意味。
地方: 中西部やアゼルバイジャン地方で多く見られる。

9. アーシュ・タンジーン(Ash-e Tanzeen)

特徴: 主に野菜や乾燥野草を使った素朴な田舎風アーシュ。家庭ごとのレシピが生きている。
魅力: ひなびた味が心を落ち着ける。

10. アーシュ・ナフトィ(Ash-e Nafti)

特徴: ペルシャ湾岸地域の重めのアーシュで、揚げた豆と米、油分が多く冬にぴったり。
エネルギー満点! 労働者に人気の一杯。

 

🧂 前菜と付け合わせの彩り

前菜と付け合わせの彩り
Photo by Chaojoker, “Ash Reshteh,” licensed under CC BY‑SA 3.0

食卓を彩るのは主役だけではありません。ヨーグルトのサラダやハーブの盛り合わせ、漬物(トゥルシー)など、イラン料理の多彩なサイドディッシュは、味覚の旅のはじまりです。

  1. マスト・オ・キヤール(Mast o Khiar)
    ヨーグルトとキュウリ、ミントを混ぜた爽やか前菜。口直しや夏の涼味として大人気。
  2. マスト・オ・ムスィール(Mast o Musir)
    ヨーグルトにシャロット(ムスィール)を加えた一品。香り豊かで肉料理の付け合わせに最適。
  3. トゥルシー(Torshi)
    酢漬けの野菜ピクルス。強めの酸味とスパイスがクセになる、おかずのアクセント。
  4. サブジ・ホルダニ(Sabzi Khordan)
    生のハーブ盛り合わせ。バジル、タラゴン、ミントなどをチーズと一緒にパンで包んで食べるのが粋。
  5. ゼイトゥン・パルデ(Zeytoon Parvardeh)
    オリーブにザクロペースト、クルミ、ニンニクを混ぜた北部ギーラーン地方の名物前菜。
  6. キャシュク・バーデムジュン(Kashk-e Bademjan)
    ナスを炒め、発酵乳「ケシュク」と合わせた濃厚ディップ。パンに塗って至福。
  7. エスファンジャーン・ノンハ(Esfenjan Nanha)
    ほうれん草やハーブを練りこんだ冷製前菜風の軽食。特に春によく食べられます。
  8. シール・トゥルシ(Seer Torshi)
    にんにくの長期熟成ピクルス。年単位で熟成されるほど価値が上がる珍味。
  9. ゼイラフ・オ・パンジェレ(Zeraf o Panjareh)
    豆と香辛料を混ぜたペースト。薄く塗って食べると後を引く味。
  10. キヤール・ショール(Khiar Shour)
    塩漬けキュウリの簡易ピクルス。クセのない塩味が肉料理と好相性。

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