日本では、法令上、日本語を公用語や国語とは規定していません。しかし、法文や公用文はすべて日本語のみが用いられ、学校教育では日本語が「国語」として教えられています。
日本では、公用語として定められていませんが、海外には憲法で日本語が公用語と定められている地域があります。
それは、太平洋に位置し、ミクロネシア地域の島々からなるパラオ共和国 アンガウル州です。
パラオ共和国の公用語はパラオ語と英語ですが、アンガウル州では、パラオ語と英語の他にアンガウル州憲法第12条第1項により日本語が公用語として定められています。
アンガー州憲法
ANGAUR STATE CONSTITUTION
これは、パラオが第二次世界大戦前に日本の委任統治領であったという経緯によるものです。しかし、憲法に記載があるだけで、現在のアンガウル州には日本語を日常会話に用いる住民は存在していないようです。
日本語は、パラオ共和国アンガウル州で日常会話で話されている言語ではありませんが、日本との歴史的な関係から、一部のパラオ人が日本語を話すことがあります。また、日本語はパラオの学校で外国語として教えられていることがあります。日本語は、パラオで観光客にとって有用な言語の1つでもあります。
パラオ アンガウル州について
アンガウル州は、パラオ共和国の16州の1つで、主要な観光スポットの1つであり、特にダイビングやシュノーケリングなどの海洋アクティビティが人気です。アンガウル州には、ジェラード・ヒンソン国際空港があります。
人口は2015年の国勢調査によると119人。
パラオ共和国について
パラオは、太平洋の西部に位置する小さな島国です。正式名称は「パラオ共和国」で、首都はマルキョク、人口はおよそ 2 万 8 千人、世界で4番目に人口が少ない親日国家です。
通称パラオは、共和制国家。2006年10月7日にコロールから遷都した。パラオ南西部に位置するアンガウル州では日本語を公用語として採用していることでも知られる。
パラオは、美しい熱帯の島々とサンゴ礁が特徴で、世界中から観光客が訪れます。特に、ブルー・コーナーやブルー・ホールなどのダイビングスポットは、世界的に有名です。また、パラオには第二次世界大戦の遺跡や博物館もあり、歴史的な観光地としても知られています。
政治的には、パラオは独立国家であり、議会制民主主義国家です。また、米ドルが通貨として使用されています。
環境保護に力を入れており、マリンパークを設置して、サンゴ礁や海洋生物を保護しています。また、再生可能エネルギーの導入も進んでおり、自然保護に積極的に取り組んでいる国として知られています。
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