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魔女にまつわる言葉200選|名称・呪術・儀式・妖精まで世界の魔女語彙を一覧で紹介

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魔女にまつわる言葉200選|名称・呪術・儀式・妖精まで世界の魔女語彙を一覧で紹介 世界の言葉

3. 儀式・秘儀・魔術体系|魔女が行う神秘の行為

魔女が執り行う儀式や秘儀、体系化された魔術概念に関する言葉です。 宗教儀礼・民間信仰・シャーマニズム的要素を含み、集団儀式や神への交信を示す語も含まれます。

  1. ritual(リチュアル)
    儀式。定められた手順で行う宗教的・魔術的な実践を指す語で、語源はラテン語の ritualis(儀礼に関する)に由来。
  2. rite(ライト)
    儀礼・祭儀。行為としての「儀式」の核を指す語で、ラテン語 ritus(正しい作法・宗教儀礼)に連なる。
  3. ritus(リトゥス)
    ラテン語で「宗教儀礼・作法」。 “正しい手順” というニュアンスを含む。
  4. conjuration(コンジュレーション)
    召喚・呪文の唱和。儀式的に言葉や音を唱えて効果をもたらす行為。
  5. incantation(インカンテーション)
    呪文の唱和。声に出す言葉そのものが力になる、という発想に結びつく語。
  6. invocation(インヴォケーション)
    招来・祈請。神・霊・超自然的存在を「呼びかけて迎える」行為。
  7. evocation(エヴォケーション)
    喚起・召喚。霊・神格などを外部に呼び出す実践として説明されることが多い。
  8. theurgy(テウルギー)
    神秘哲学でいう「神を招く儀礼的実践(divine magic)」。神的存在との合一などを目的にする系統として語られる。
  9. goetia(ゴエティア)
    グリモワール(魔術書)伝統で語られる、霊の喚起を含む魔術実践の一系統(しばしば「低位の魔術」と対比される)。
  10. thaumaturgy(サウマタージー)
    驚異・奇跡を起こす術、または実践的に変化を起こす魔術(theurgy と対比される説明もある)。
  11. necromancy(ネクロマンシー)
    死者の霊を招き、幻視や啓示を通して知を得る(占い・予見を目的とする)実践として説明される語。
  12. divination(ディヴィネーション)
    占術・予見。未来や隠された事柄を知るための方法全般を指す語(necromancy も divination の一形態として説明される)。
  13. grimoire(グリモワール)
    魔術書。呪文・召喚・占い・道具の準備など、儀式手順をまとめた「実践の書」。
  14. magic circle(マジック・サークル)
    結界円。儀式魔術で区画された空間を作り、聖域化や防護の目的で用いられる。
  15. consecration(コンセクレーション)
    聖別。物や場所を「俗」から切り離し、祈りや儀礼によって聖なる用途へ捧げる行為。
  16. banishing(バニッシング)
    祓い・退散の儀式。儀礼魔術で、霊的影響や望ましくないものを取り除くための一連の作法。
  17. Seiðr(セイズル)
    古ノルド語で、北欧社会の呪術実践を指す語。予見や呪いなどと結びついて語られる。
  18. galdr(ガルドル)
    古ノルド語圏で、詠唱・呪歌として説明される語(Seiðr の実践で呪文を唱える記述の中に現れる)。
  19. teletē(テレテー)
    古代ギリシャ語圏で「入会儀礼・秘儀(initiation rite)」を表す語として扱われる。
  20. initiation(イニシエーション)
    入会・通過儀礼。teletē が「入会儀礼」を意味する語として解説されるなど、“境界を越える儀式”の核になる概念。

 

4. 魔女の道具・象徴|力を宿す物とその呼び名

魔女が使うとされる道具や象徴的な物を表す言葉です。 杖、鍋、護符、薬草道具など、実際の民俗資料や伝承に基づいた名称が中心で、魔女文化の具体性を感じられます。

  1. athame(アサメ)
    儀礼用の刃(黒い柄の儀式ナイフとして説明される)。主に儀式でエネルギーを方向づける道具。
  2. boline(ボーリン)
    物を切る用途に使う別の刃として語られることがある道具名(athame と区別される文脈で言及される)。
  3. wand(ワンド)
    儀礼で用いる杖。Wicca などで代表的な“魔術道具”として挙げられる。
  4. chalice / goblet(チャリス/ゴブレット)
    儀礼の杯。Wicca の道具対応で「水」に結びつけられることが多い。
  5. pentacle(ペンタクル)
    魔術の護符・円盤(召喚・喚起などの文脈で“図像を描いたタリスマン”として説明される)。
  6. cauldron(コールドロン)
    大鍋。西洋文化では魔女術と結びつくイメージが強い、と説明される。
  7. besom(ビソム)
    枝を束ねた伝統的な箒(broom)。語としては“箒の一種”の説明が確立している。
  8. censer(センサー)
    香炉(incense burner)。香を焚くための器として古くから用いられる道具名。
  9. grimoire(グリモワール)
    呪文・召喚・護符などの手順を載せる「魔術書」。
  10. Book of Shadows(ブック・オブ・シャドウズ)
    Wicca に見られる、儀式や魔術実践のための記録書(宗教文書・実践手引きとして説明される)。
  11. sigil(シジル)
    魔術で用いる象徴印。霊的存在の“署名(印章)”として説明される用法がある。
  12. talisman(タリスマン)
    宗教的・魔術的力が付与された携帯物(守護・治癒・加害などの目的で作られると説明される)。
  13. amulet(アミュレット)
    身を守るための護符(“災いから守るもの”として説明される)。
  14. witch bottle(ウィッチ・ボトル)
    魔女術への対抗(厄除け)として用いられた護符的ボトル。英米の史料文脈で説明される。
  15. poppet(ポペット)
    民間呪術で用いられる人形(対象者を表す“身代わり”として作られる、と説明される)。
  16. flying ointment(フライング・オイントメント)
    欧州の伝承・魔女裁判の記録で、魔女の飛行と結びつけて語られた軟膏。
  17. Hexensalbe(ヘクセンザルベ)
    ドイツ語で「魔女の軟膏/飛行の軟膏」を指す語として挙げられる。
  18. unguentum sabbati(ウングウェントゥム・サッバティ)
    ラテン語で「サバトの軟膏」として挙げられる呼称(飛行の軟膏の異名)。
  19. altar(アルター)
    祭壇。儀式空間の中心として道具を置く場で、魔術実践でも用語として広く用いられる。
  20. magic circle(マジック・サークル)
    儀式で区切られる円環(“結界円”として語られる概念)。儀礼道具の使用と結びついて説明される。
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