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魔女にまつわる言葉200選|名称・呪術・儀式・妖精まで世界の魔女語彙を一覧で紹介

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魔女にまつわる言葉200選|名称・呪術・儀式・妖精まで世界の魔女語彙を一覧で紹介 世界の言葉

5. 薬草・秘薬・錬金術|魔女の知識を支える言葉

薬草学、秘薬、錬金術に関連する言葉をまとめました。 中世ヨーロッパでは魔女と薬草師の境界は曖昧であり、治癒と毒の両面を持つ言葉が多く存在します。知識と危うさを併せ持つ言葉集です。

  1. herbal medicine / herbalism(ハーバル・メディスン/ハーバリズム)
    薬用植物を用いる伝統的な療法・実践の総称。
  2. apothecary(アポセカリー)
    歴史的に、薬(materia medica)を調合・頒布した職能(薬剤師の前身として説明される)。
  3. materia medica(マテリア・メディカ)
    薬となる物質(主に植物・鉱物など)に関する知識体系を指すラテン語由来の用語。
  4. pharmacopoeia(ファーマコペイア)
    医薬品の規格・純度・処方などの基準を示す公的な「医薬品集/基準書」。
  5. potion(ポーション)
    薬・毒・魔力を含むとされる液体(語源はラテン語の“飲む”に由来すると説明される)。
  6. philter / philtre(フィルター/フィルトル)
    とくに“惚れ薬”を指す言葉として説明される(語源・歴史的用法が整理されている)。
  7. elixir(エリクサー)
    錬金術で、金属変成や延命と結びついて語られてきた「霊薬」。
  8. elixir of life(エリクサー・オブ・ライフ)
    不老や不死を与えるとされた霊薬。錬金術の中心的モチーフの一つ。
  9. alchemy(アルケミー)
    物質の変成と霊的探究が重なる伝統で、哲学者の石などの概念と結びつく。
  10. prima materia(プリマ・マテリア)
    錬金術で「最初の物質/原初の素材」として語られる中心概念。
  11. philosopher’s stone(フィロソファーズ・ストーン/賢者の石)
    卑金属を貴金属へ変える力などが信じられた、錬金術の象徴的な物質。
  12. Magnum Opus(マグナム・オーパス)
    錬金術で「大いなる業(Great Work)」を指す語。賢者の石探究の中心工程として語られる。
  13. infusion(インフュージョン)
    抽出法の一つ(浸出)。薬草を液体に浸して成分を移す方法として説明される。
  14. decoction(デコクション)
    抽出法の一つ(煎じ)。植物素材を煮出す方法として説明される。
  15. maceration(マセレーション)
    抽出法の一つ(浸漬)。時間をかけて溶媒に浸し、成分を引き出す方法として整理される。
  16. tincture(ティンクチャー)
    抽出・製剤の一形態としての「チンキ(アルコール等で成分を抽出した液)」の概念。
  17. hemlock(ヘムロック/ドクニンジン)
    有毒植物として知られ、魔女伝承と結びついて語られる例がある。
  18. deadly nightshade / belladonna(デッドリー・ナイトシェード/ベラドンナ)
    有毒植物。魔女の園や“魔女草”の文脈で言及されやすい語。
  19. henbane(ヘンベイン/ヒヨス)
    有毒植物。魔女伝承と関連づけられて語られることがある。
  20. mandrake(マンドレイク/マンドラゴラ)
    伝承上、特別な力や不気味さを帯びて語られてきた植物名。魔女草の代表格として扱われやすい。

 

6. 精霊・妖精・使い魔|魔女と結びつく異界の存在

魔女と関わりを持つ精霊・妖精・動物霊・使い魔を表す言葉を集めました。 地域ごとの自然信仰や精霊観が色濃く反映されており、怪しさと美しさを併せ持つ名称が特徴です。

  1. familiar spirit(ファミリア・スピリット)
    魔女に仕え、助言や力を与えるとされた霊的存在の総称。近世イングランドの魔女裁判記録に多く見られる。
  2. imp(インプ)
    小さな悪霊・下級霊。魔女の使い魔として描写されることが多い語。
  3. hobgoblin(ホブゴブリン)
    イングランド民間伝承の小妖精。家や森に棲み、人に害も助けも与える存在。
  4. brownie(ブラウニー)
    スコットランドの家屋精霊。魔女や呪術的伝承と結びつくことがある。
  5. púca / pooka(プーカ)
    アイルランド民俗の変身能力を持つ精霊。魔女的存在と関連づけられることがある。
  6. sidhe / sídhe(シー)
    アイルランドの妖精・精霊を指す総称。異界の民として恐れと敬意を集めた。
  7. elf(エルフ)
    ゲルマン・北欧伝承の自然霊。古くは人間に害を及ぼす存在として語られることも多い。
  8. dvergr(ドヴェルグ)
    古ノルド語で「ドワーフ」。鍛冶・魔力・秘術と関係の深い存在。
  9. landvættir(ランドヴァッティル)
    北欧神話における土地の精霊。魔術や呪術の文脈で言及される。
  10. álfar(アルヴァル)
    古ノルド語で「エルフ」。祖霊・自然霊的側面を持つ存在。
  11. disir(ディーシル)
    北欧の女性霊・守護霊。家系や運命と結びついて語られる。
  12. hamingja(ハミンギャ)
    北欧文化で「運命・守護霊的力」を表す概念。人格化されることもある。
  13. fetch(フェッチ)
    アイルランド・スコットランドで語られる分身霊・前兆霊。
  14. domovoi(ドモヴォーイ)
    スラヴ民俗の家の精霊。魔女・呪術と結びつく伝承も存在。
  15. rusalka(ルサールカ)
    スラヴ伝承の水辺の精霊・妖女。魔女的存在として語られる場合がある。
  16. samodiva(サモディヴァ)
    バルカン地方の森や山に棲む女性精霊。呪術的力を持つ存在として恐れられた。
  17. lamia(ラミア)
    古代ギリシャ由来の夜の妖女・精霊。後世に魔女的存在として解釈される。
  18. strix(ストリクス)
    ローマ・ギリシャ世界で語られた夜行性の妖霊。魔女の原型的存在とされる。
  19. genius loci(ゲニウス・ロキ)
    ローマ宗教の「土地の守護霊」。魔術・儀礼と結びつく概念。
  20. daemon / daimon(ダイモーン)
    古代ギリシャで中立的な霊的存在を指す語。後世、魔女や魔術と関連づけられた。
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