6. 運命を受け入れる覚悟の言葉
逃れられない運命や、自分ではどうしようもない流れを前に、それでも受け入れて進む。諦めではなく、受容と決意が交差するときに使われてきた言葉を集めました。宿命や因果、人生の重さを感じさせる表現が並びます。
- 受け入れる
抗わずに現実や運命を受け止めること。 - 宿命(しゅくめい)
避けがたい定めとしての運命。 - 運命を背負う
定められた流れを自らのものとして生きること。 - 成り行きを見守る
流れに逆らわず、静かに見届ける姿勢。 - 運命に従う
流れを受け入れ、それに順じて生きること。 - 定めを受け止める
抗えないものとして現実を受容すること。 - 不可避(ふかひ)
避けることのできない事態や結末。 - 因果応報(いんがおうほう)
過去の行いに応じた結果を受け入れること。 - 天命(てんめい)
天から与えられた使命や定め。 - 諦観(ていかん)
物事の本質を見極め、あるがままを受け入れること。 - 受容(じゅよう)
拒まずにありのまま受け止める姿勢。 - 運命を共にする
他者と生死を含めた運命を共有すること。 - 定めに殉ずる
与えられた運命に従って生き、命を尽くすこと。 - 自らの運命を引き受ける
責任や結果を自分のものとして抱くこと。 - 天を仰ぐ
自分ではどうしようもない運命に対して心を向ける姿勢。 - 運命に抗わぬ強さ
流れに逆らわず、それでも自分を失わないこと。 - 運命を悟る
自分に課された道を理解し、受け入れること。 - 時を待つ
今は動かず、しかるべき時を受け入れる姿勢。 - 大局を見る
目の前の不安に惑わされず、全体の流れを受け入れること。 - 道を委ねる
運命や自然の流れに自分の行方を預けること。 - 巡り合わせ
出会いや出来事を運命的なつながりと捉えること。 - 命を運ぶ(はこぶ)
「運命」の語源的表現。自分の命をどう動かすかを含意する言葉。 - 運命を背にして立つ
定めを背負ったまま、堂々と立つこと。 - 天に任せる
自分の手を離れた結果を、天意として受け入れること。 - 流れに身を任せる
抗わず、流れに従って生きること。
7. 誓い・約束としての覚悟を示す言葉
口にした瞬間から、自分の言葉が自分を縛る。そうした“誓い”としての覚悟を表す言葉を集めました。物語の決め台詞や、大切な場面での言葉としても印象的に使える表現が並びます。
- 誓う(ちかう)
心に決めて断言すること。神や他人、自分に対して使われる。 - 約束する
未来の行動や思いを他者に対して言葉にすること。 - 誓約(せいやく)
正式に誓いを立てること。強い契約の意味を含む。 - 忠誠を誓う
信頼・信義を尽くすと誓うこと。 - 盟約(めいやく)
複数人が誓い合う正式な契約や誓約。 - 血盟(けつめい)
血を交えて結ばれる固い誓い。 - 決意表明
自らの決断を言葉として明確に示すこと。 - 決別の言葉
過去の自分や迷いと決別する決意の言葉。 - 契り(ちぎり)
古語で誓いや運命的な約束のこと。 - 誓詞(せいし)
古代や儀式で使われる、誓いの文句。 - 宣誓(せんせい)
公式の場での誓い。スポーツや式典などで使われる。 - 意思表明
自分の意志を他者に対してはっきり示すこと。 - 魂に刻む
心の奥深くまで誓いを刻み込むという比喩表現。 - 破らぬ誓い
どんな状況でも守り抜くと誓った言葉。 - 盟友(めいゆう)
誓いを交わした友。共に戦う仲間。 - 不変の誓い
時を超えて変わらない決意。 - 言葉にする
覚悟を内にとどめず、明言として表すこと。 - 言霊(ことだま)
言葉に宿る力。覚悟を込めて発した言葉は現実を動かすとされる。 - 固い誓い
どんなことがあっても守られる強い約束。 - 言い切る
曖昧さを残さず断言すること。 - 名乗る
名を明かすことによって覚悟を示す、武士的な伝統。 - 誓いの証
その誓いが本物であることを示すもの(行動・印など)。 - 決別の覚悟
何かを手放す決意とともに立てる誓い。 - 不退の誓い
退かず、進むことを誓う言葉。 - 魂の誓約
命や存在をかけて行う誓い。

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