迷いを断ち切る瞬間、心の奥で何かが静かに決まる。
「もう戻らない」「これで進む」と決めたとき、人は言葉に力を込めるようになる。
ここでは、そうした覚悟がにじむ表現を、日本語と外国語から厳選して紹介していきます。
決意、信念、運命、静かな闘志。言葉に宿る覚悟の気配は、時に生き方を変えるほどの深さを持っています。
一つひとつの語にこもる緊張感と強さを、心で感じながら読み進めてみてください。
覚悟を決めたときに使いたい言葉一覧
ここで紹介している名前は、創作・文章表現のヒントとして気軽に楽しんでいただくことを目的としています。意味や由来には複数説があるため、興味があればご自身でも調べてみてください。背景を知るほど名前選びはもっと楽しくなります。
※正しい発音・意味等は辞書などでご確認ください。
1. 引き返さない決断を表す言葉
迷いを断ち、進むと決めた瞬間の覚悟がにじむ言葉をまとめました。転機の一言や、気持ちを固めたい場面にも合う表現が並びます。
- 不退転(ふたいてん)
一度決めた心を変えず、後ろに退かないこと。 - 背水の陣(はいすいのじん)
退路を断って、必死の覚悟で臨むこと。 - 腹を括る(はらをくくる)
どんな結果も受け入れる覚悟を決めること。 - 覚悟を決める
迷いを断ち、やると決めること。 - 決断(けつだん)
迷いを断って、はっきりと決めること。 - 断行(だんこう)
困難があっても、決めたことを思い切って実行すること。 - 断固(だんこ)
意志がかたく、簡単に変えないさま。 - 決行(けっこう)
計画したことを実際に行うこと。 - 貫徹(かんてつ)
最後まで貫き通してやり遂げること。 - 邁進(まいしん)
ためらわず、ひたすら目的に向かって進むこと。 - 驀進(ばくしん)
勢いよく、まっすぐ進むこと。 - 突き進む(つきすすむ)
迷わず先へ進むこと。 - 踏み出す(ふみだす)
ためらいを越えて行動を始めること。 - 決起(けっき)
ある目的のために立ち上がり行動を起こすこと。 - 起死回生(きしかいせい)
絶望的な状況から立て直すこと(勝負に出る決断にも使われる)。 - 死中に活(しちゅうにかつ)
死地に活路を見いだすこと。 - 一か八か(いちかばちか)
結果が読めない中で、思い切って勝負すること。 - 捨て身(すてみ)
自分を顧みずに事に当たること。 - 決死(けっし)
命がけで行うこと。 - 一意専心(いちいせんしん)
ひとつのことに心を集中して励むこと。 - 一念発起(いちねんほっき)
あることを成し遂げようと固く決意すること。 - 一途(いちず)
他に心を向けず、ひとすじに進むこと。 - 押し通す(おしとおす)
反対や障害があっても、自分の考えを貫くこと。 - やり抜く
途中で投げ出さず、最後までやること。 - 退かぬ(ひかぬ)
引き下がらず、譲らないこと。

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