4. 命・人生を懸ける覚悟を表す言葉
生き方そのものを賭ける決断や、極限の状況で示される覚悟を表す言葉を集めました。重みのある響きが多く、強い意志や覚悟を印象づけたい場面で使われてきた表現が並びます。
- 決死(けっし)
命がけで物事に当たること。 - 命懸け(いのちがけ)
命を失う危険を承知で行うこと。 - 捨て身(すてみ)
自分を顧みず、すべてを賭して事に当たること。 - 死力を尽くす(しりょくをつくす)
持てる力のすべてを出し切ること。 - 粉骨砕身(ふんこつさいしん)
身を粉にし骨を砕くほど力を尽くすこと。 - 一命を賭す(いちめいをとす)
命を懸けて物事に挑むこと。 - 命を懸ける
結果を顧みず、命を賭けて臨むこと。 - 決死の覚悟
命を失う可能性を理解したうえでの決意。 - 死を覚悟する
生還できない可能性を受け入れること。 - 死中に活(しちゅうにかつ)
死地の中に活路を見いだすこと。 - 一世一代(いっせいいちだい)
一生に一度の重大な局面。 - 背水の覚悟
退路を断ち、失敗が許されない状態で臨むこと。 - 不惜身命(ふしゃくしんみょう)
身命を惜しまず尽くすこと(仏教語)。 - 命を預ける
生死を相手や状況に委ねること。 - 死を賭して
死をも恐れずに行うさま。 - 生涯を賭ける
人生そのものを懸けて取り組むこと。 - 覚悟を決めて臨む
最悪の結果も含めて向き合うこと。 - 生死を度外視する
生きるか死ぬかを問題にせず行動すること。 - 命を張る
危険を承知で身を投じること。 - 決死行(けっしこう)
命を懸けて行う行動。 - 死を恐れぬ覚悟
生死に執着せず行動する姿勢。 - 一命を捧げる
命を犠牲にする覚悟を示す表現。 - 死力戦(しりょくせん)
全力を尽くして戦うこと。 - 人生を懸ける
これからの生き方すべてを賭けること。 - 極限の覚悟
逃げ場のない状況で定まる決意。
5. 静かに燃える覚悟を感じさせる言葉
声高に誓わず、感情を誇示もしない。それでも内側では確かな火が燃え続けている――そんな静かな覚悟を映す言葉を集めました。落ち着いた文章や、大人の決意を表す場面に向いています。
- 覚悟在り(かくごあり)
表には出さずとも、心中に決意が定まっていること。 - 腹に据える
感情を抑え、決意を胸の内に収めること。 - 黙して行う
言葉少なに、決めたことを実行する姿勢。 - 静観の覚悟
騒がず状況を見極め、動く時を待つ決意。 - 忍耐(にんたい)
苦しさに耐え、感情を抑えて持ちこたえること。 - 堪忍(かんにん)
怒りや不満をこらえること。 - 沈黙の決意
多くを語らず、行動で示す覚悟。 - 内に秘める
決意や思いを表に出さず保つこと。 - 覚悟を胸に秘す
決断を言葉にせず心に留めること。 - 不言実行(ふげんじっこう)
あれこれ言わず、黙って実行すること。 - 淡々と進む
感情に流されず、冷静に行動を続けること。 - 静謐(せいひつ)
落ち着きと静けさを保つさま(比喩的に覚悟の状態を指す)。 - 肚を据える(はらをすえる)
心を落ち着かせ、動じない覚悟を持つこと。 - 腹を据えて臨む
動揺せず、冷静に向き合うこと。 - 耐え抜く
途中で投げ出さず、静かに持ちこたえること。 - 揺るがぬ意志
外的な影響を受けず、変わらない決意。 - 静かな決断
感情を表に出さずに下す決意。 - 腹に落とす
納得したうえで受け入れること。 - 心を定める
騒がしい感情を整理し、決意を固めること。 - 覚悟を内に持つ
周囲に見せずとも決意を保つこと。 - 平常心(へいじょうしん)
動揺せず落ち着いた心の状態。 - 静座(せいざ)
静かに身を置くこと(比喩的に覚悟の姿勢)。 - 落ち着いて構える
慌てず、事態に備える姿勢。 - 内なる決意
外に表さないが確かな覚悟。 - 沈着(ちんちゃく)
落ち着いて動じないさま。

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