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ラテン語の星に関する言葉と表現120選:天文学・占星術・詩語など

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ラテン語の星に関する言葉と表現120選:天文学・占星術・詩語など 世界の言葉
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🪐3. 天文学的用語:古代ラテン語における天体科学

このカテゴリでは、古代ローマの天文学や自然哲学で使われた、天体の観測・構造・運動に関するラテン語語彙を紹介します。

  1. comēta(コメータ)- 彗星
    尾を引く天体。しばしば凶兆と見なされた。
  2. planēta(プラネータ)- 惑星
    「さまよう星」。古代は太陽・月も含まれた。
  3. sphaera(スファエラ)- 球体、天球
    宇宙は同心円状の球と考えられていた。
  4. axis(アクシス)- 軸
    地球や天球が回転する中心軸。
  5. pōlus(ポールス)- 極(北極・南極)
    天の回転の中心点。北極星に対応する概念。
  6. horizontem(ホリゾンテム)- 地平線
    観測における重要な基準線。
  7. zenith(ゼニト)- 天頂
    頭上真上の点。アラビア語由来で後代の語。
  8. merīdiēs(メリディエース)- 南、正午
    「真昼」を意味し、太陽の位置の基準となる。
  9. aequinoctium(アエクィノクティウム)- 春分・秋分
    昼と夜の長さが等しい時点。
  10. solstitium(ソルスティティウム)- 夏至・冬至
    太陽が最も北(南)に達する日。
  11. orbitārium(オルビタリウム)- 惑星軌道図
    天体の運動を示す古代の装置・概念。
  12. epicyclus(エピキュクルス)- エピサイクル(小円運動)
    プトレマイオス的宇宙論の概念。
  13. declīnātiō(デクリナーティオー)- 天体の傾き(赤緯)
    赤道との角度。
  14. ascēnsiō(アスケンシオー)- 昇交点(赤経)
    天体の位置を測るための座標。
  15. līnea ecliptica(リーネア・エクリプティカ)- 黄道
    太陽が1年かけて動く経路。
  16. stellārum motus(ステッラールム・モトゥス)- 星々の運動
    星が回転しているように見える動き。
  17. orbita solis(オルビタ・ソリス)- 太陽の軌道
    古代人にとっての暦の基礎。
  18. aetheris circulus(アイテリス・キルクルス)- 天の輪
    星の運行をなす神秘の円。
  19. punctum caeli(プンクトゥム・カエリ)- 天の点
    天球上の一点(北極星など)を指す。
  20. instrumentum astronomicum(インストルメントゥム・アストロノーミクム)- 天文器具
    観測に使われた道具(日時計、アストロラーベ等)。

 

🔮4. 占星術の語彙:星の運命論的な意味

星の動きが人の運命に影響を与えるとされた占星術的ラテン語語彙を紹介します。古代世界では科学と宗教が融合した分野でした。

  1. fātum(ファートゥム)- 運命
    星が定めたとされる個人の宿命。
  2. horoscopus(ホロスコプス)- 占星術師、出生図
    誕生時の星の配置を読む者。
  3. genitura(ゲニトゥーラ)- 星による生の配置図
    個人の運命を決めるとされた天体の並び。
  4. zōdiacus(ゾーディアクス)- 黄道帯、星座帯
    占星術における12のサインの帯。
  5. signum(シグヌム)- 星座のサイン
    星座や象徴の意。星の「しるし」。
  6. ascendēns(アスケンデンス)- アセンダント(上昇宮)
    出生時、地平線に昇る星座。
  7. domus(ドムス)- 占星術におけるハウス(宮)
    人生の各領域を意味する12分割の一つ。
  8. planetarius(プラネタリウス)- 惑星の影響を受ける人
    星に導かれる者。
  9. praesāgium(プラエサーギウム)- 前兆、予兆
    星や天体現象から読み取る未来の徴候。
  10. stellārum iūdicia(ステッラールム・ユーディキア)- 星の裁き
    運命の審判を星から導き出すこと。
  11. destīnum(デスティヌム)- 定められた運命
    逃れられぬ未来。星と運命の結びつき。
  12. calculus astrālis(カルクルス・アストラーリス)- 星の計算
    星の位置計算による占断。
  13. conjunctiō(コンユンクティオー)- 星の合(コンジャンクション)
    二つの天体が接近する現象。
  14. oppositiō(オッポズィティオー)- 対立(オポジション)
    天体が互いに180度反対側に位置する。
  15. transitus(トランスィトゥス)- トランジット(通過)
    惑星の一時的な通過。運勢に影響。
  16. retrogradius(レトログラディウス)- 逆行
    地球から見て天体が逆に動くように見える現象。
  17. tempus nativitātis(テンプス・ナティウィターティス)- 出生時刻
    ホロスコープ作成に必須の要素。
  18. sidus malignum(スィードゥス・マリグヌム)- 凶星
    悪い影響を与える星。
  19. sidus beneficum(スィードゥス・ベネフィクム)- 吉星
    幸運や好機をもたらす星。
  20. ars astrologica(アルス・アストロロギカ)- 占星術の技術
    天体を読む知識体系そのもの。
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