縁起のいいもの一覧155選|飾り・食・厄除け・金運・正月にも使われる縁起物

縁起のいいもの一覧155選|飾り・食・厄除け・金運・正月にも使われる縁起物 暮らしを楽しむ

良縁・家庭円満(結びの縁起と贈りの作法)

人とのつながりを大切にする気持ちは、結びの形や包み方にも映ります。ほどけにくさ、対、循環といった発想が、末永さの願いになります。

  1. 水引 — みずひき
    結び方に意味が込められ、ほどけにくい結びは「縁が続く」願いを表します。
  2. あわじ結び — あわじむすび
    強く結ばれほどけにくい形から、末永い縁を願う結びとされます。
  3. 叶結び — かのうむすび
    「願いが叶う」に通じる結びとして知られ、御守りの意匠にも用いられます。
  4. 紅白蝶結び — こうはくちょうむすび
    何度あっても嬉しい祝いに用いられ、良縁が重なる願いを表します。
  5. 蝶結び(花結び) — ちょうむすび
    結び直せる形から、繰り返し訪れてほしい祝い事に用いられます。
  6. 結び切り(真結び/本結び) — むすびきり
    ほどけにくい結びで、「一度きり」の願いを込め、婚礼などに用いられます。
  7. 結び目 — むすびめ
    ほどけないよう結ぶ所作そのものが、ご縁を保つ象徴として扱われます。
  8. 夫婦箸 — めおとばし
    二膳一組の箸。日々を共にする姿に夫婦円満の意味が重ねられます。
  9. 祝儀袋 — しゅうぎぶくろ
    気持ちを包んで渡す形式に、相手との関係を大切にする意味が込められます。
  10. 熨斗 — のし
    伸し鮑に由来する祝意のしるし。慶事に添えられる縁起の要素です。
  11. 結文 — むすびふみ
    手紙を結ぶ形式に、約束や縁を大切にする心を重ねた表現です。
  12. 縁結び守 — えんむすびまもり
    良縁を願って授与される守り。思いを託す形として親しまれています。

 

健康・長寿(無病息災に結びつく象徴)

健やかに暮らし、穏やかに年を重ねることへの願いが込められた縁起です。言葉、道具、信仰がそれぞれの形で残ってきました。

  1. 無病息災 — むびょうそくさい
    病なく日々を過ごすことを願う言葉。多くの縁起の根にある考え方です。
  2. 鶴亀 — つるかめ
    鶴と亀を重ね、長寿と祝意を強く表す組み合わせです。
  3. 瓢箪 — ひょうたん
    実りの多さから繁栄の象徴ともされ、六つそろえる「六瓢」は無病息災に通じます。
  4. 薬玉 — くすだま
    香草や薬草を詰めて邪気を祓う行事具。健康祈願と結びつきます。
  5. 延命地蔵 — えんめいじぞう
    長寿や健康を願って信仰される地蔵尊。各地で祈りが捧げられています。

吉祥を担う動物(守り・出世・福の象徴)

生き物の性質や姿に、守りや繁栄の願いを託してきました。信仰や民俗、語呂合わせなど、意味づけの層が重なっています。

  1. 鶴 — つる
    長寿と吉兆を象徴する瑞鳥。祝いの意匠に多く用いられます。
  2. 亀 — かめ
    長命と安定の象徴。鶴と対で扱われることも多い存在です。
  3. 龍 — りゅう
    水と結びつく霊獣。守護や繁栄、運気上昇の象徴として語られます。
  4. 鯉 — こい
    滝をのぼる姿に、努力や立身出世の願いが重ねられます。
  5. ふくろう — ふくろう
    当て字から幸運や知恵の象徴として親しまれています。
  6. 蛙 — かえる
    「無事に帰る」「福が返る」に通じ、旅の安全や金運を願う縁起物です。
  7. 白蛇 — はくじゃ
    神聖視され、弁財天信仰と結びついて財運や良縁の象徴とされます。
  8. 狛犬 — こまいぬ
    神前を守護する一対の像。邪気を祓い場を整える意味を持ちます。
  9. 鳳凰 — ほうおう
    平和な世に現れるとされる想像上の鳥。徳と繁栄を表します。
  10. 鹿 — しか
    神の使いとされることがあり、神聖さと生命力を感じさせる存在です。
  11. 鷹 — たか
    初夢の吉兆として知られ、勝運や見通しの良さの象徴として語られます。
  12. 干支の動物 — えとのどうぶつ
    その年の守りとして飾られ、十二支それぞれに意味づけがあります。

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