縁起のいいもの一覧155選|飾り・食・厄除け・金運・正月にも使われる縁起物

縁起のいいもの一覧155選|飾り・食・厄除け・金運・正月にも使われる縁起物 暮らしを楽しむ

縁起を宿す植物・花木(清浄・繁栄・代替わり)

常緑、実り、芽吹きといった植物の姿に、長寿や繁栄、厄除けの願いが重ねられてきました。正月飾りや贈り物にも多く用いられます。

  1. 松 — まつ
    常緑で長命な姿から、長寿や不変の象徴とされます。
  2. 竹 — たけ
    まっすぐ伸び節を重ねる姿に、成長と発展の願いを重ねます。
  3. 梅 — うめ
    寒中に先駆けて咲くことから、忍耐と芽吹きの象徴とされます。
  4. 橙 — だいだい
    実が残りやすい性質と「代々」に通じる名から、家運の継続を願います。
  5. 裏白 — うらじろ
    葉裏の白さに清浄の願いを託し、正月飾りにも用いられます。
  6. 譲葉 — ゆずりは
    新葉が出てから古葉が落ちる姿に、代の受け継がれを重ねます。
  7. 若松 — わかまつ
    新年の生命力や若々しさを象徴し、晴れの場を清々しく飾ります。
  8. 葉牡丹 — はぼたん
    正月のしつらえに用いられ、門出の祝意を彩ります。
  9. 福寿草 — ふくじゅそう
    名に福と寿を含み、新年の慶びや長寿を願う花として親しまれます。
  10. 千両 — せんりょう
    赤い実が富を連想させ、正月の縁起木として親しまれます。
  11. 万両 — まんりょう
    名の響きに繁栄を重ね、祝いの季節を彩る縁起木です。
  12. 百両(唐橘) — ひゃくりょう(からたちばな)
    冬に赤い実を付け、名の縁起から正月の縁起木とされます。
  13. 十両(藪柑子) — じゅうりょう(やぶこうじ)
    常緑に赤い実を結ぶ姿が喜ばれ、縁起の良い実ものとして扱われます。
  14. 一両(蟻通し) — いちりょう(ありどおし)
    「千両万両有り通し」の語呂にも結びつく縁起木として知られます。
  15. 南天 — なんてん
    「難を転じる」に通じる語呂から、厄除けと健康を願う木とされます。
  16. 榊 — さかき
    神事や神棚に供えられる常緑樹。清浄と神聖の象徴です。
  17. 柊 — ひいらぎ
    鋭い葉で邪気を防ぐとされ、節分の柊鰯にも用いられます。
  18. 稲穂 — いなほ
    実りの象徴。五穀豊穣と感謝の気持ちを表します。
  19. 柚子 — ゆず
    香りで邪気を祓うとされ、冬至の健康祈願と結びつきます。
  20. 菊 — きく
    長寿を願う花として節句とも結びつき、健やかな歳月の象徴とされます。
  21. 桜 — さくら
    門出や春の訪れを感じさせ、祝いの意匠として用いられます。
  22. 椿 — つばき
    常緑の美しさで好まれる一方、地域によって縁起を気にする習慣もあります。

吉祥文様・縁起柄(暮らしに残る意匠の縁起)

着物や器、建具や包装などに繰り返し現れる文様は、目に見える縁起として暮らしに溶け込んできました。連続や循環の形が、願いのかたちになります。

  1. 青海波 — せいがいは
    穏やかな波が続く様子に、平穏と末永い幸せを願います。
  2. 市松 — いちまつ
    規則正しい連続に、途切れない繁栄の願いを重ねます。
  3. 七宝 — しっぽう
    円の連なりに、縁や調和、円満の意味を託します。
  4. 麻の葉 — あさのは
    成長の早さに健やかな成長を願い、魔除けの意味も重ねられます。
  5. 亀甲 — きっこう
    亀の甲羅に由来し、長寿と吉兆を象徴する文様です。
  6. 亀甲文様 — きっこうもんよう
    亀の甲羅をかたどった文様で、長寿と吉兆を願います。
  7. 紗綾形 — さやがた
    卍を連ね、物事が長く続く願いを表します。
  8. 唐草 — からくさ
    蔓が広がる姿に、生命力と子孫繁栄を託します。
  9. 立涌 — たてわく
    湧き上がる形に、運気の上向きを重ねる文様です。
  10. 巴 — ともえ
    渦の形に、循環と守護の意味を見いだす意匠です。
  11. 雲文 — うんもん
    瑞雲に通じ、吉事の前触れを表す文様として知られます。
  12. 矢絣 — やがすり
    矢が戻らないことから、前進や決意の象徴とされます。
  13. 分銅繋ぎ — ふんどうつなぎ
    富の安定と結びつきを象徴する幾何学文様です。
  14. 毘沙門亀甲 — びしゃもんきっこう
    毘沙門天の甲冑文様に由来し、武運や守護の意味が語られます。
  15. 雪輪 — ゆきわ
    雪の清らかさに結びつき、季節の吉祥を表す意匠です。
  16. 鹿の子 — かのこ
    子鹿の斑点に見立てた文様。愛らしさと吉祥性を併せ持ちます。

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