医療目的のダイエット（Diets for Medical Reasons）
特定の疾患や体質改善のために医師や栄養士の指導下で行う食事法。健康維持や治療効果の向上を目的とする。
- DASHダイエット：高血圧予防のため、果物・野菜・全粒穀物・低脂肪乳製品を重視し、砂糖・赤身肉・脂肪を制限。
- 糖尿病食：糖尿病患者に推奨される食事。推奨内容には専門家間で意見の違いがある。
- エレメンタル・ダイエット：消化しやすい液体栄養素を摂取する医療用ダイエット。
- 除去食（エリミネーション・ダイエット）：アレルギーや不耐症の原因食品を特定するための方法。
- グルテンフリー食：セリアック病やグルテン過敏症などの治療用食。
- グルテン＆カゼイン除去食：自閉症スペクトラム障害の治療として研究されたこともある。
- 腎臓病食：慢性腎疾患や腎機能低下に対応。タンパク質、カリウム、リン、塩分、水分制限が含まれる。
- ケトジェニック・ダイエット：脂質を主なエネルギー源とする食事で、てんかん治療などに利用。
- 液体ダイエット：医療的な理由で固形食を制限し、液体のみ摂取。
- 低FODMAP食：発酵性炭水化物を制限し、過敏性腸症候群（IBS）などに対応。
- ソフト食：嚥下や消化が困難な人向けの柔らかい食事。
- 特定炭水化物ダイエット：複雑な炭水化物を制限する方法。
流行（ファッド）ダイエット（Fad Diets）
一時的に人気が出るものの、栄養学的根拠が乏しく、短期的な減量や根拠不明の健康効果をうたうダイエット。一時的に話題になるが、栄養学的な裏付けに乏しいダイエット法。著名人の紹介やSNSなどで人気が出るケースが多い。
- アルカリ性ダイエット：酸性食品を避け、体のpHバランスを整えるとされる。
- ベビーフード・ダイエット：幼児用の離乳食を用いた減量法。
- バナナとスキムミルク・ダイエット：1934年に米国で流行、バナナ業者が支援。
- キャベツスープ・ダイエット：キャベツスープ中心の極端な低カロリー食。
- 肉食（カーニボア）ダイエット：動物性食品のみ摂取。
- クリーンイーティング：自然食品・無添加食品を重視。
- クッキーダイエット：特製クッキーを食事代わりにする減量法。
- 卵とワインのダイエット：卵とワイン中心の極端な食事法。
- 食物の組み合わせダイエット：炭水化物とタンパク質を別々に摂取。
- フィット・フォー・ライフ・ダイエット：水を食事中に飲まず、乳製品を避ける等のルールあり。
- フルータリアン（果実食）：生の果物中心の食事。
- グルテンフリー・ダイエット：セリアック病やグルテン過敏症以外でも流行化。
- グレープフルーツ・ダイエット：食前にグレープフルーツを摂取。
- ラムチョップとパイナップル・ダイエット：肉と果物を組み合わせる変わった方法。
- マクロビオティック（玄米菜食）：1960年代に流行した自然食志向。
- 朝バナナ・ダイエット：朝食にバナナを食べることで代謝を促す。
- 無粘液ダイエット（Mucusless Diet）：粘液を生むとされる食品（乳製品・肉など）を排除。
- パレオダイエット（旧石器時代食）：狩猟採集時代の食事に基づく。
- ペガン・ダイエット：パレオとビーガンの融合。
- ルバーブ・ダイエット：ルバーブを中心に摂取。
- スーパーフード・ダイエット：抗酸化作用の高い食品を積極的に摂る。
- Whole30ダイエット：30日間、加工食品・砂糖・乳製品・穀物などを完全除去。
その他の流行（ファッド）ダイエット（Other Fad Diets）
特定の理論や習慣に基づいた、独特で注目を集めたダイエット法を紹介。ユニークだが持続性に欠ける場合も多い。
- 血液型ダイエット：血液型に応じて食事を変えるという信念に基づく。
- コットンボール・ダイエット：空腹感を抑えるために綿を食べるという危険な行為。
- 免疫力強化ダイエット（Immune Power Diet）：免疫力向上をうたうが具体的根拠に乏しい。
- ウェアウルフ・ダイエット：月の満ち欠けに合わせて断食や食事を制限する。
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